アフタートークの模様をお届け!【4月14日マチネ公演/大山真志+金 すんら+友石竜也+青山航士】

更新日:2016/4/16

RED終演後に開催されたアフタートークイベント、今回も引き続き柳内佑介さんの司会です。シングルキャストの4人がGREENとREDのお芝居や演出について、熱いトークを繰り広げました。

司会者(柳内):

7ステージ終えられて、役がご自身の中で変化していることはございますか?

大山:

1回1回、嵐のように終わるので、7ステージ終わったという感覚がないですが、相手役のプライジング社長も毎回変わるので、毎公演、新鮮な気持ちでやっています。

金:

プロデューサーは偉いんだと実感しました。こういう役は初めてなので、立場をあからさまにする今までにない新たな役作りをしています。

友石:

ステージをこなしていく上で、余分な事をせず、動きがシンプルになってきました。

青山:

回数をこなすと余裕が出てきて余分なことをやってしまいそうになるので、自然体でいるようにしています。トムが、それぞれの台詞がシンプルで強いから、しっかり言うだけで余計なことをしなくても伝わると言っていました。

司会:

トムの演出で印象にのこっていることは?

大山:

「アタマからお願いします!」と日本語でいつも言っているイメージです。日本語を覚えて、キャストに馴染もうとしてくれて、近い距離感で話そうとしてくれました。シーンの説明やディスカッションもたくさんありました。

青山:

役者を信じて、まず演じさせてくれる。そこから上手く引き出してガイドしてくれました。

大山:

ヒントはあげるけど答えは自分で出しなさい、という演出でした。

金:

日本にはあまりいないタイプの演出家です。昨年僕は2人の海外演出家とお仕事をご一緒したので、トムは3人目ですが、31歳と一番若いです。イギリスの演出家の特徴は役者を信じて待つスタイルです。

友石:

稽古場のセットが組まれた時、トムが「ここがみんなの遊び場だよ」と言ってくれたのが印象的でした。役者全員を線引きせず、平等に見てくれたのが嬉しかったです。

4月14日マチネ公演/大山真志+金 すんら+友石竜也+青山航士 アフタートーク

司会:

シングルキャストとして、ダブルキャストの方と組んでいる感じる違いはありますか?

大山:

全然違います。エンディングへ向かって、同じ役ですが、両チームでキャラクターがどんどん変わっていきます。

司会:

シーン毎でステージングや出し入れする小道具も違いますね。

友石:

私は色で覚えている。今日着ている舞台監督さんのTシャツの色で確認する。緑の日はガチャピンみたいです。

青山:

このパーカーはロビーで売っています。(上手いなぁと一同から突っ込み)

司会:

いろんな人間ドラマがつまった2時間の舞台。ここを見て欲しいといういシーンはありますか?

大山:

オープニングからクライマックスです。ロンドンでは3週間(※アフタートークでは「1週間」と言っていましたが間違いでした)作るのにかかったとトムが言っていました。僕たちは3日で作ったので、トムからは驚かれました。

金:

エンディングが全く違う。是非GREENもご覧下さい。

友石:

本当に素晴らしい役者が揃っています。また、この舞台をご覧になられる機会がありましたら、我々シングルキャストは本当にいろんなことをやっているので、是非見て欲しいです。

青山:

僕たちシングルキャストはブラウンチームと言ってます!
(皆から突っ込み。赤と緑混ぜてもブラウンにならないよ!と爆笑)
一人一人俳優の中から出てくるものが違うんです。30人くらいキャストがいるので、毎回一人に絞って舞台を観ても面白いですよ。
セットの後ろに座っているときも、私は役としてずっと男爵を見ています。男爵が動くと私も動いています。常に見張っています。
お客様のご覧になられるお席によっても違うので、2階から見ても面白いと思いますよ。


司会:

最後に一言お願いします。

青山:

REDとGREEN共に、心底、このグランドホテルに命を吹き込んでいるので、是非両方見にいらして下さい。

友石:

劇場は一期一会。俳優とお客様の出会いの場。特にお客様にとっては一生に一度の舞台になるので全身全霊でとりくみます。

金:

1920年代と現代。いつの時代も同じだと感じています。あの頃、世界大戦以前の良き時代を表現できたら嬉しい。最後までサンドーを演じきります。

大山:

REDとGREEN、両方をご覧になられてグランドホテルは完結しますので、是非両チームご覧下さい。

司会:

お客様がどの役に視点を置いてご覧になるかだけでも随分違う楽しみ方が出来ると思います。

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