SPECIAL スペシャル


  • 2019.11.12ミュージカル『アナスタシア』の製作発表会見

    11月12日(火)、都内ホテルにて、新作ブロードウェイミュージカル『アナスタシア』の製作発表会見を開催。
    主役アーニャ役の葵わかなさん、木下晴香さん、ディミトリ役の海宝直人さん、相葉裕樹さん、内海啓貴さん、グレブ役の山本耕史さん、堂珍嘉邦さん、マリア皇太后役の麻実れいさんが登壇しました。

    全員_登壇中

    会見冒頭、公演のPR映像の放映が終わると、ディミトリ役の海宝さん、相葉さん、内海さんが舞台上に登場し、会見のためのスペシャルバージョンとして、ディミトリのナンバー「My Petersburg」を披露。「My Petersburg」は、ディミトリが育った街、“ペテルブルク”について歌い上げるナンバーで、ミュージカル版上演のために新しく書き下ろされた新曲です。

    ディミトリ_歌唱中ディミトリ役の海宝さん、相葉さん、内海

    続いて、主演アーニャ役の葵さんと木下さんによる「Journey to the Past」が披露されました。「Journey to the Past」は、アーニャが“本当の自分”を探して歩みだす決意を歌い上げる壮大なナンバーで、アニメ映画版にも登場するこの楽曲は、アカデミー賞歌曲賞にもノミネートされた名曲です。製作発表で披露した2曲以外にも、美しくドラマティックな旋律のナンバーが数多く登場しますので、どうぞお楽しみに。

    アーニャ_歌唱中主演アーニャ役の葵さんと木下さん

    続いて、舞台上には登壇者が勢揃いし、作品への意気込みを語りました。


    アーニャ役:葵わかな

    アーニャ役:葵わかな

    出演が決まった時の気持ちと意気込み

    日本初演に携われることを光栄に思います。アーニャは自分自身とても共感ができる強い女性で、今の時代働く女性も多いですし、強い女性像が皆さんにも共感していただけるのではないかなと、演じるのを楽しみにしています。絵本を見ているような煌びやかさで、小さなお子さまも視覚的に楽しめるようになっています。精一杯務めますので、ぜひ劇場に観にいらしてください。

    Wキャストの木下さんについて

    ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のジュリエット役でご一緒しました。私のミュージカルデビューの時に切磋琢磨していた晴ちゃんがいるのはとても嬉しく、自分を奮い立たせてくれる存在です。親友であり、同士であり、ライバルであり、良い関係なので、アナスタシア役で責任が増えていくと思いますが、良いところ、悪いところを見つけあいながら、頑張っていきたいと思います。

    アーニャ役:木下晴香

    アーニャ役:木下晴香

    出演が決まった時の気持ちと意気込み

    同じく、日本初演に携われることを光栄に思いますし、とても嬉しいです。クリエイティブスタッフや日本のスタッフの皆さんの熱い想いを感じているので、これから物語を創っていくのがすごく楽しみです。先輩方に支えて頂きながらになるかと思いますが、しっかりとアーニャを務められるよう頑張っていきます。

    Wキャストの葵さんについて

    本当に切磋琢磨出来るとはこういうことなのだなと感じさせてくれます。プライベートでもよく会い、何でも話せて、欠けているところを補っていけるような存在です。Wキャストがわかなちゃんと知って、ほっと安心しました。わかなちゃんは映像作品などでも主演を経験しているので、作品の全体のことを考えられる。私は初めての主演なので、そういう意味でも心強く思っています。

    ディミトリ役:海宝直人

    ディミトリ役:海宝直人

    出演が決まった時の気持ちと意気込み

    オーディションでクリエイティブスタッフの方たちと実際にお会いした際、この方々とご一緒に出来たら、俳優として一歩前進できるのではという思いもあり、受かったと聞いたときはとても嬉しく、楽しみだなという気持ちで一杯でした。僕はドイツで観ましたが、とてもロマンティックなメロディの楽曲と華やかなドレス、美しい映像がふんだんに使われ、本当にエキサイティングな作品で、このまま日本で演じることが出来るのだなと思ってわくわくしました。

    トリプルキャストの相葉さん、内海さんについて

    相葉さんとは、『レ・ミゼラブル』でご一緒していて、ともに長い時間を過ごしていたので、同じ役を演じられることを嬉しく思っています。猫好きという共通点もあります(笑)。内海さんは、初めてご一緒させていただくのですが、コンサートを拝見して、若さ溢れるエネルギーと胸に迫る歌声で。楽屋にもご挨拶をしに行ったのですが、とても爽やかでにこやかでした。3人で一緒に切磋琢磨してディミトリという役を創り上げていきたいと思います。

    ディミトリ役:相葉裕樹

    ディミトリ役:相葉裕樹

    出演が決まった時の気持ちと意気込み

    日本初演にディミトリ役で出演できることを本当に光栄に思いますし、オーディションでお会いしたクリエイティブスタッフの皆さんが素敵で、彼らの情熱に負けないように更に熱いものを届けていきたいと思います。これから役に真摯に向き合っていきますので、ぜひ劇場に遊びに来てください。

    リプルキャストの海宝さん、内海さんについて

    海宝さんは、以前共演した時に、相方のような役を演じました。そのため、本日の会見の歌唱披露にとても緊張しましたが、海宝さんが居るだけで安心感がありました。物凄く頼りになる存在です。内海さんは、昨日初めてお会いしました。人懐っこい笑顔が可愛らしく、ついついこちらが笑顔になってしまいます。同じ役なので、色々とお話したいです。宜しくお願いいたします。

    ディミトリ役:内海啓貴

    ディミトリ役:内海啓貴

    出演が決まった時の気持ちと意気込み

    ブロードウェイミュージカルやグランドミュージカルに出演するのが初めてなので、出演が決まった時は本当に嬉しかったです。日本の『アナスタシア』も凄かったなと思っていただけるように頑張りますので、よろしくお願いします。

    トリプルキャストの海宝さん、相葉さんについて

    僕は猫アレルギーなので猫が苦手なのですが…(笑)
    海宝さんが出されているアルバムを、稽古に行く前に聞いたり、主演されているミュージカルを観に行ったりしています。心打たれる歌声が大好きです。相葉さんは、今出演しているミュージカル作品の大先輩なので、動画を沢山拝見しました。大好きな先輩とご一緒出来て、本当に嬉しく思います。

    グレブ役:山本耕史

    グレブ役:山本耕史

    出演が決まった時の気持ちと意気込み

    『アナスタシア』がブロードウェイで注目されているのは知っていましたが、今回日本で上演するということで、今日こんなに眩しいシャッターを浴びて、改めて日本でも本当に注目されているのだなと感じています。本日の衣裳で、沢山あるボタンを掛け違えてしまいショックだったのですが(笑)、本番はボタンを掛け違えないように頑張りますのでよろしくお願いします。

    Wキャストの堂珍さんについて

    10年以上前にテレビで共演させていただいた以来です。世代も近くて心強い思いです。同じ舞台に立つことはないですが、お稽古中に、カッコいいなと思ったところはどんどん盗んでいきたいと思いますし、逆に、自分からそういうところを感じて貰えたら、どんどん盗んでいって欲しいと思います。同士のような気持ちで頼りにしています。同じ役で遠山裕介さんが出ている時に(笑)、ご飯でも行きたいなと思います。

    グレブ役:堂珍嘉邦

    グレブ役:堂珍嘉邦

    出演が決まった時の気持ちと意気込み

    日本で初めて上演される『アナスタシア』に参加できることを光栄に思います。グレブと同じように自分が信じていることに真っ直ぐ僕自身も一緒に進んでいきたいなと思います。山本さんとご一緒なのは心強く、 日本のグレブも面白いねとお互いに思っていただけたらと思います。

    Wキャストの山本さんについて

    ずっと前からテレビに出られている大先輩という感じですが、耕史さんと呼ばせていただきます。本当に気さくに接していただき、先ほど耕史さんに心強いと仰っていただきましたが、僕の方こそ心強いという思いです。トリプルキャストなので一緒に舞台に立つことはないですが、日本のグレブは面白いねと言っていただけるように頑張りたいです。

    マリア皇太后役:麻実れい

    マリア皇太后役:麻実れい

    出演が決まった時の気持ちと意気込み

    『蜘蛛女のキス』というミュージカルから22 年ぶりに今回のミュージカルとの出会いがありました。壮大で歴史的なロマン溢れるミュージカルに参加させていただけることがとても嬉しく、カンパニーの皆さんとご一緒できることが大変幸せです。わかなさんと晴香さんの良いおばあちゃんになれればと思います。

    共演される皆さんの印象

    本日、こんなに素晴らしい方々と初めてお目にかかり、大変嬉しく思います。近年はストレートプレイに出演することが多いので、ここにいらっしゃる皆さんの空気感がいつもと違うことを感じました。共演が今からとても楽しみです。皆さん、お稽古から千秋楽までどうぞ宜しくお願いいたします。


    ディミトリ_トーク中アーニャ_トーク中ディミトリ&皇太后_トーク中

    会見の途中では、脚本、音楽、作詞を担当した本国クリエイティブスタッフから出演者へ、ビデオメッセージが届くサプライズもありました。メッセージの一部をご紹介します。


    本国クリエイティブスタッフから出演者へ、ビデオメッセージが届く

    脚本/テレンス・マクナリー

    『アナスタシア』が日本で上演されること、心から嬉しく思います。私が少年時代に初めてアナスタシアについて本で読んだ時から、彼女の人生、ロマンス、そして彼女の旅路に心奪われました。彼女のストーリーをミュージカル化するまで、長く試行錯誤しましたが、ついに完成し世界中で楽しまれる作品となりました。本日の会見会場にはキャストの皆さんもいらっしゃると伺いました。この作品は日本でも素晴らしいものとなり、成功すると確信しています。そしていつの日かバラの花束を持った私が劇場の楽屋口に現れて、皆さんを驚かすかもしれませんよ!

    音楽/ステファン・フラハティ

    私と作詞家のリン・アレンスはアニメ映画版の音楽も手がけ、舞台化にあたり、キャラクターをさらに深堀りしたことで、作品を一つ上のレベルに持ってくることが出来たと感じています。2幕でアーニャがパリに到着すると、ジャズエイジのパリ音楽に変わっていきます。1幕帝政ロシアの重厚感ある音楽と2幕のモダン音楽、2つの世界観を楽しめます。ヒロインが過去を探す旅に出て、成長していくにつれて音楽も変わっていきます。そしてグレブという新しいキャラクターを登場させることでアーニャとディミトリとの3人の新たな物語を創ることができました。今日は日本公演のアーニャ、ディミトリ、グレブ、そしてマリア皇太后が会場にいると聞きましたので、ニューヨークから皆さんに大きな声で挨拶を届けたいです!この豪華な作品をぜひ楽しんでください!成功を祈っています!

    作詞/リン・アレンス

    1997年に私とステファン・フラハティはアニメ映画『アナスタシア』のために曲を作りました。いくつかの曲はとても有名になり、その他にミュージカル化にあたり新たに15曲を書き下ろしました。本作品の音楽は愉快で、面白く、壮大で、とてもロマンティックです。舞台セットや映像演出は今まで見たことがなく、非常に革新的です。今まで携わったショーの中で最も美しいといっても過言でないでしょう。衣裳は豪華で重厚感があり、きめ細かく帝政ロシアや1920年代パリの時代感を表現しています。『アナスタシア』は日本でも素晴らしい舞台になると確信していますし、皆さんの成功を心から祈っています!


    会見終盤に行われたフォトセッションでは、アーニャ役のお2人が、実際に公演で使用するドレスを着用して登場。ブロードウェイ公演と同じ素材、デザインで製作され、煌びやかな装飾が施された豪華なドレスが一足先にお披露目されました。

    全員_フォトセッションアーニャ役のお2人が、実際に公演で使用するドレスを着用して登場

    ブロードウェイミュージカル『アナスタシア』、いよいよ来年3月日本初上演!
    ロシアからパリへと繰り広げられる、壮大な愛と冒険のミュージカルにどうぞご期待下さい!



    <製作発表用衣裳協力>
    海宝直人・相葉裕樹・内海啓貴/NOVARESE 銀座(ノバレーゼ銀座)
    山本耕史・堂珍嘉邦/YOHJI YAMAMOTO(ヨウジヤマモト)