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2018年3月5日(月)から3月20日(火)まで梅田芸術劇場メインホールで上演される、ミュージカル『ブロードウェイと銃弾』の製作発表が、東京都内で行われた。W主演の浦井健治と城田優をはじめとする、演出の福田組常連のキャスト達が集まり、福田雄一とともに、爆笑トーク満載の、大盛り上がりの製作発表となった。
ミュージカル『ブロードウェイと銃弾』は、1994年に公開されたウディ・アレン監督の同名映画を、監督自らが2014年にミュージカル化。1920年代のニューヨークを舞台に、売れない劇作家とギャングのボディーガードを中心として巻き起こる大騒動を描いた物語。ウィットに飛んだ大人の笑いとともに、ブロードウェイらしいソング&ダンスがふんだんに盛り込まれたミュージカル・コメディ で、極上のエンターテインメントに仕上がっている。音楽は20〜30年代の禁酒法時代の曲をアレンジした軽快でアップテンポなものが多く、耳なじみが良い楽曲揃い。日本初上演にあたり、豪華な顔合わせが実現した。
売れない劇作家・デビッドを演じる浦井は「このカンパニーでやれること、福田さんと一緒にミュージカルをやれることがすごく嬉しいです。福田組ならではの稽古場を、みんなで和気あいあいと楽しんで、そして楽しいものをお客様に作っていく笑いの現場が大好きです。優とはじめて一緒にコメディをやるので、緊張しながら楽しんでいけたらと思っています」と挨拶。ギャングのボディーガード・チーチを演じる城田は、カタコトの日本語で笑わせてから「コメディは初めてなので非常に楽しみにしております。福田さんとは映像では何度もご一緒していますが、舞台は初めてなので、ドキドキしながら、とにかく楽しいものを、みなさんに笑顔や勇気や元気を届けられるようなハッピーなものを作りたい、その一心で稽古したいと思います」と意気込み、「実はタップが不安」と困った顔も見せる。
日本版演出を担う福田は「ウディ・アレンの作品ですので、爆笑のミュージカルにしたいと思い、笑いを作ったらこれ以上のメンツはないだろうというキャストを揃えたくて揃いました。コメディはみんなで作っていくものなのでチームワークが大事です。2018年初笑いのミュージカルを目指して頑張っていこうと思いますのでよろしくお願い致します」と満面の笑顔でアピール。女優・ヘレンを演じる前田美波里は「若い浦井さんが演じるデビッドに、手練手管で台本を書き換えさせようとする、鼻持ちならない大女優の役でございます。福田さんとは初めてなのでドキドキしていますが、私は書いてあることに忠実に生きるタイプで、あまり文句を言って、こうしてほしいとは言わないと思います」と話した。
歌唱披露では、浦井が、ブロードウェイデビューが決まり稽古初日を迎えたデビッドが歌うアップテンポなナンバー「I'm Sitting on Top of the World」を軽やかに歌った。城田は、人を撃ち殺した後のチーチが歌うゆったりとしたジャジーなナンバー「Up a Lazy River」で美声を響かせた。城田は「本番では熟成した素敵なエンターテインメントをお届けしますので楽しみしてください。我々は苦しみもがいて、素敵なものを作りたいと思います」と、浦井は「エンターテインメントの力で、元気になって頂いたり、明日もまたがんばろうと思って頂けるような舞台を目指します」とメッセージを送った。
城田優
(チーチ役:ボスの愛人のボディーガードながら芝居に意外な才能を発揮する)
お芝居が好きなところが共通点でしょうか。チーチは一見クールで強面なんですが、そんな人がすごく熱く芝居にのめり込んでいく感じが滑稽でもあり、ピュアでもあり。芝居にすごく思いを持っている人なので。そのギャップが面白いのではないかと思います。
平野綾
(オリーブ役:ボスの愛人。キンキン声で芝居の才能がないにもかかわらず主演を狙う)
人としていいところがひとつもない役ですが(笑)。挑戦させて頂けるのが楽しみです。福田さんの舞台、ドラマは何度も経験させて頂き、稽古場から白熱した稽古が繰り広げられて、本番でも毎日セリフやアドリブを変えないとならず気が抜けない現場なので、激やせする思いで頑張りたいと思います。福田さんからキンキン声といったら綾ちゃんしか思い浮かばなくてと言われました。思うがままにぶつかっていきたいと思います(笑)。
保坂知寿
(イーデン役:いつも犬を連れている神経質で個性的な女優)
映画と同じ種類の犬を飼っております。犬を可愛がっているのは一緒ですが、真面目で神経質なところは真逆でしょうか。このメンバーに福田さん、絶対に楽しい作品になると確信があるので、強烈な個性の中に埋もれないように頑張ります。福田さんの稽古場は楽しいですが、実はその笑顔の裏で笑いの追求が毎日結構大変なので、その恐怖に激やせしないように頑張りたいと思います。
愛加あゆ
(エレン役:デビッドの恋人で純粋な女性にみえて実は秘密を持っている)
福田さんの舞台に初めて出演させて頂きますが、みなさんのお話を聞いていてドキドキして、どんな稽古場なのか楽しみです。コメディが大好きなので、今回いろんな引き出しを増やしながら頑張ってくらいついていきたいと思います。とても素敵な映画なので、素晴らしい楽曲と歌とダンスが入って一体どんなミュージカルになるのか本当に楽しみです。
ブラザートム
(ニック役:ギャングのボス。デビッドの芝居に出資して主演に愛人をねじ込もうとする)
どうも。福田雄一役のブラザートムです。今日は、お足下の悪いなかおこし頂きまして……(笑)。そんな感じで宜しくお願い致します。何もありません。。。
(※当日は晴天でした)
鈴木壮麻
(ワーナー役:オリーブに目をつける癖のある名優)
福田さんの作品は『フル・モンティ』以来で、まだそのときの経験が体のなかに蓄積されています。健治くんとは本当に久しぶりですし、美波里さん、知寿ちゃんは劇団以来の付き合い、綾ちゃんとも今年春にやらせて頂きました。念願の優くんとの初共演で、楽しい現場になるとワクワクしています。修羅場ともいえる稽古場をかいくぐって楽しい作品をみなさんに見て頂けたらと思っています。
前田美波里
(ヘレン役:デビッドに脚本を書き換えるように色仕掛けで迫るプライドの高い主演女優)
この作品はコメディということだけでやりたいと思いました。何年もコメディをやりたいと思っていて、舞台作品としてコメディをやらせて頂くのはもしかしたら、芸能生活50年余りではじめてだと思います。鈴木さん、保坂さんがいらっしゃるだけでコメディの香りがぷんぷんします。保坂さんには舞台前にいつも笑わせられているので、今回は笑わせるように頑張ります。
(写真/文:岩村美佳)
浦井健治
(デビッド役:ブロードウェイでのデビューを夢見る売れない劇作家)
売れない劇作家が、ようやく夢が叶う、夢を追うところが魅力的な役だと思います。 この個性豊かな面々のなかで、右往左往してどうしようどうしようとすでに思っているので、それがそのままデビッドになるんじゃないかと思います。