浦井健治と城田優がW主演を務めるミュージカル『ブロードウェイと銃弾』が2月7日、東京・日生劇場で開幕した。ウディ・アレンによる同名映画を原作に、ウディ自身が2014年にブロードウェイでミュージカル化した作品の、日本初上陸。演出は映像に舞台にと引っ張りだこの福田雄一が手がける。
1920年代のNYを舞台に、自分の作品がやっとブロードウェイで上演されることになった売れない劇作家デビッドが、出資者であるギャングの親玉ニックやその部下チーチ、主演の大女優ヘレンや、ニックの愛人である大根女優オリーブらクセのキャラクターたちに振り回されていく物語。振付は『クレイジー・フォー・ユー』『コンタクト』などで知られる巨匠スーザン・ストローマンが手掛けたブロードウェイ版を、日本版でも踏襲。さらにNYのキラキラしたネオンや夜の街角を彷彿とさせる舞台セット、全編を彩る20~30年代に生まれたジャズ・ソング……どこを切り取ってもゴージャス! ソング&ダンス満載で、旧き良きブロードウェイ・ミュージカルといったテイストだ。そしてここに、現代的なセンスの笑いが鋭く細かく、差し込まれていく。
(ぴあニュースより)
アカデミー賞7部門ノミネートの名作映画をウディ・アレン自らがミュージカル化!
福田雄一演出により、浦井健治と城田優のW主演で日本初上演!!
東京 日生劇場 上演中
大阪 梅田芸術劇場メインホール3月5日(月)~20日(火)
アカデミー賞助演男優賞・監督賞・脚本賞など7部門にノミネートされたウディ・アレン作品の中でも“傑作”の呼び声が高い映画「ブロードウェイと銃弾」を、ウディ自らがミュージカル化して2014年にブロードウェイで上演。ブロードウェイらしい陽気な笑いとソング&ダンスがたっぷり盛り込まれた極上のエンターテイメントに仕上がっており、ブロードウェイでは連日スタンディング・オベーションの喝采で大きく盛り上がりました。
そして今回、いよいよ待望の日本初上演!
売れたい劇作家・デビッドを浦井健治、ギャングの部下でボディーガード・チーチを城田優がW主演で演じます。そして日本版演出を担うのは、TVドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズや「スーパーサラリーマン左江内氏」、映画「銀魂」、舞台『ナイスガイ in ニューヨーク』やミュージカル『ヤング・フランケンシュタイン』など、話題のコメディ作品を多数手掛ける鬼才・福田雄一です。名作にふさわしい豪華な顔合わせが実現しました!
開幕が迫りますます熱が入る稽古の中、初日を翌日に控えた出演者達による囲み取材が行われました。その模様をお届けします。
左より 平野 綾、城田 優、浦井健治、前田美波里、福田雄一(演出)
城田優
(チーチ役:ボスの愛人のボディーガードながら芝居に意外な才能を発揮する)
浦井健治の役も嫌いだし、平野綾の役も嫌いだし、劇中では、基本的に僕の嫌いなキャラクターしかいません!笑
観て頂いたら、僕がタップをするために生まれてきたんだということが分かると思います。苦笑・・・。
タップはチーチの大事な「見せ場」なので極力ミスをしないように頑張ります。
物語がバックステージもので、演劇の裏側や深い部分がみえてとても面白いと思います。
そして、それぞれの役のキャラクターもとても魅力的ですし、なによりセットがとても豪華でまさにブロードウェイに来たような感覚を味わっていただけると思います。
また、福田さんの演出が、元々の笑いをより面白く、日本版のジョークに置き換えてくださっているので、内容もとても分かりやすく、はやくお客様のリアクションをみてみたいなと思います。
僕が思う一番の見どころは、浦井健治さんと前田美波里さんの濃厚な本格的なラブシーンです。是非お楽しみに!
平野綾
(オリーブ役:ボスの愛人。キンキン声で芝居の才能がないにもかかわらず主演を狙う)
ギャングの愛人役を演じます。
体を張って頑張っています!
おそらく、私史上最高に(衣裳の)布が少ないです。笑
なかなかこんなにセクシーな衣裳を着る作品はないのではないかと思うくらい。
日本で上演を考えた時に、本当にこのメンバーでないと演じられないというくらい、それぞれのキャストがはまっていて、色んな見どころもありますし、楽しんでいただける作品になっているかと思います。
前田美波里
(ヘレン役:デビッドに脚本を書き換えるように色仕掛けで迫るプライドの高い主演女優)
劇中の舞台の主演女優を演じる役どころです。あらゆる手練手管を駆使して浦井さん演じるデビッドに迫り、脚本を自分の思い通りにしようと画策いたします。
ご夫婦や恋人同士でも観に来ていただけるような、大人のためのミュージカルと言っても良いかもしれません。ユーモアなセンスもあり、それでいてセクシー。展開のはやいミュージカルなので、福田さんが演出でよかったなと思います。
福田雄一(演出)
この舞台はいままでとちがい自分にとってとても刺激が強いです。今回振付で本場の方が入っており、ブロードウェイでの舞台の作り方を垣間見た感じがし、勉強にもなりました。その感じがうらやましく、刺激になりました。
戯曲自体、よくできていますし、キャラクターがそれぞれにガチはまりしています。
それに、城田くんのタップは本当にカッコイイです。トニー賞の受賞式でも披露された中央にチーチがいるシーンは必見ですし、もう圧巻です。
浦井健治
(デビッド役:ブロードウェイでのデビューを夢見る売れない劇作家)
僕の役、売れない脚本家デビッドは、ブロードウェイの舞台を夢見つつ、試行錯誤しながらも、最終的には一人の人間として成長していきます。とても頼りないところは、役にはまっているかもしれません。笑
大阪に(城田)優くんと一緒に行くのは、「ロミオ&ジュリエット」以来なので、7年ぶりくらいでしょうか。今回は優くんがいろいろと連れまわしてくれるそうなので楽しみにしています!
本場ブロードウェイのものが、福田さんの演出によりあたためられ、いま日本で花開きます。お洒落でセクシーでちょっとムードもあるような、日本ではなかなか観られない小粋なミュージカルとなっています。
そして、一番押したいのは、なんといっても「城田優のタップ!」。めちゃくちゃかっこいい!今日も朝から一人で練習していました!是非とも楽しんでいただきたいです。