南北戦争前夜、アメリカ南部タラの大農場主の娘スカーレット・オハラは、その界隈の憧れの的であった。
しかし、彼女が愛したのは、初心で汚れを知らない青年アシュレだった。
その彼が従姉妹のメラニーと婚約したのを知って、彼に愛を打ち明けるが拒否され、半狂乱になって彼の頬を殴ったところを無頼漢のレット・バトラーに見られてしまう。
誇りを傷つけられた彼女は、アシュレへの面当てにメラニーの兄であるチャールズと愛のない結婚をするが、チャールズは戦場で病死し、若くして未亡人となる。
やがて、スカーレットは活気溢れるアトランタの町にやって来た。
陸軍病院の義捐金募集のためにバザーの夜、ダンスの相手となる淑女を競売で入札することになった。
そこで、北軍の封鎖を破って軍需物資を南部へ運び暴利を得ていたレット・バトラーは、喪中をおして参加したスカーレットに敢えて金貨で150ドルという法外な値を付け、また彼女も彼の申し入れを受けて喪服のままで踊り、まわりを驚かす。
そして、そのレットの口からアシュレが戦地から一時帰郷することを聞く。
スカーレットは喜んで迎えるが、彼は身体の弱い妻メラニーのことをスカーレットに頼んで再び戦場に戻っていった・・・。