Story
幕末の京都。市中見回りに奔走する新選組が凄腕の剣客集団として名を高める一方、政局の中心から追放された長州藩士たちは、燻る思いを胸に雌伏の日々を過ごしていた。そんな中、新選組一番隊組長の沖田総司(岡宮来夢)は、突然の雨に降られ、芸妓の玉勇(華優希)から傘を借り受ける。総司の優しげな風情と、組随一の剣客という評判の落差に驚く玉勇。偶然の再会から、二人はやがて心を寄せ合うようになる。
無敵の強さを誇る新選組だったが、副長・土方歳三(岐洲匠)が厳しい局中法度によって組をまとめ上げる中、総長・山南敬助(田村心)はその方針に懐疑的になるなど、綻びを見せ始めていた。片や総司は長州藩の桂小五郎(笹森裕貴)と対峙するも、手負いの桂を前に剣を抜くことはなかった。二人はかつて、道場で手合わせをした仲だったのだ。
やがて新選組が長州側の間者を捕縛したことにより、両者の対立は決定的となる。池田屋での激しい斬り合いの最中、吐血して倒れる総司。自身の病状を問う彼に、医師・横井良玄の娘である早苗(愛加あゆ)は毅然と答える。残された時間は、あと二、三年だと――。






