梅田芸術劇場シアター・
			ドラマシティ 2017年7月22日(土)~8月7日(月)

本公演は終了いたしました

インフォメーション
新着情報
  • マサラ・ナイト開催
  • 当日券情報
  • チケット販売状況

イントロダクション

2007年にインド国内で大ヒット、その後世界各地で上映され、多くの映画ファンに愛されているインド映画の傑作『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』。監督はボリウッドのトップ舞踊監督ファラー・カーン、主演は“キング・オブ・ボリウッド”ことシャー・ルク・カーン、ヒロインは本映画への出演をきっかけにボリウッドのディーヴァとなったディーピカー・パードゥコーンが務めるなど、まさにボリウッドの粋を極めたこの映画の舞台化に宝塚歌劇団が挑みます。

時を超えてもなお変わらぬ愛の姿を、明るく楽しく歌い踊って描き出す、最高にハッピーでドラマティックな物語。
1月の東京国際フォーラム公演からブラッシュアップして、更に熱い舞台をお届け致します。

◆ 必見!注目ポイント

ポイント1
最高峰のボリウッド映画が原作!

今や世界最大級の製作本数を誇るインド映画。特に大都市ムンバイ(旧名ボンベイ)を中心とする映画界を、本場・ハリウッドになぞらえ「ボリウッド」と呼び、娯楽色の強い多彩な作品を生み出しています。

ポイント2
色彩豊かで豪華絢爛な本場の舞台衣裳

舞台上には、現地のマーケットで調達した衣装が数多く登場。
スタッフが日本での上演を伝えると、行く先々でマーケットの店主たちが皆感嘆の声を上げていたそうです。

ポイント3
映像や特殊効果の技術を駆使した迫力のシーン

本作品の見どころでもある火事救出などのシーンでは、映像や特殊効果の技術を駆使したダイナミックな演出とスピーディーな展開で、迫力のある舞台をお楽しみいただけます。

ストーリー

1970年代のインド映画界。エキストラ俳優のオーム・プラカーシュ・マキージャーは、人気女優シャンティプリヤ(シャンティ)に恋心を抱いていた。いつかは必ずスターになって君を迎えにいく―――主演映画看板の中で微笑むシャンティに語りかけるオーム。彼の親友パップーとオームの母親ベラはそんな彼の夢が実現することを信じ、応援していた。

ある日のこと。ロケ現場で事故が起こり、シャンティが火に囲まれてしまう。危険を顧みず炎の中に飛び込み、彼女を救い出したオーム。その事故をきっかけにオームとシャンティの距離は縮まるが、シャンティには誰にも言えない秘密があった…。彼女は敏腕プロデューサーのムケーシュと結婚していたのだ。シャンティから妊娠の事実を告げられたムケーシュは、映画界でようやく手に入れた地位を手放したくないと、ある計画を実行する。制作中止になった映画「オーム・シャンティ・オーム」の豪華なセットにシャンティを呼び出し、突然火を放ったのだ。現場に駆け付けたオームは、炎の中を逃げ惑うシャンティを必死で助けようとするが、彼女は炎に飲み込まれてしまう。酷い怪我を負いながらも助けを呼びにいこうとしたオームも、映画スターのラージェシュ・カプールの車にはねられ、命を落としてしまうのだった…。

それから30年後。オームが命を落としたその日にラージェシュ・カプールの息子として生を受け、“オーム”と名付けられた男の子が、スター俳優となり映画界に君臨していた――。

人物相関図&キャスト

人物相関図

人物相関図

キャスト

主な配役

主な配役 出演者
オーム・プラカーシュ・マキージャー【俳優】/オーム・カプール【俳優 】 紅 ゆずる
シャンティプリヤ【女優】/サンディ 綺咲 愛里
ムケーシュ【プロデューサー】 七海 ひろき
べラ・マキージャー【オームの母親】 美稀 千種
ヴィミー【レポーター】 白妙 なつ
ラージェシュ・カプール【オーム・カプールの父】 天寿 光希
アンワル【カプール家の秘書】 大輝 真琴
ラージェシュ・カプールの妻 愛水 せれ奈
スバーシュ・ガイ【映画監督】 瀬稀 ゆりと
シャバナ 紫月 音寧
リシ・ガイ【スバーシュ・ガイの息子】 十碧 れいや
パップー【オームの親友】 麻央 侑希
キラン【ミッタルの娘】 紫 りら
SP 紫藤 りゅう
助監督 拓斗 れい
ミッタル【撮影所所長】 朝水 りょう
カリシュマ 華鳥 礼良
オームの影 彩葉 玲央
プリティ 小桜 ほのか
SP 遥斗 勇帆
ドリー【女優】 星蘭 ひとみ

※その他の配役は、決定次第ご案内いたします。

出演者一覧

※出演予定※
<星組> 美稀 千種 紅 ゆずる 七海 ひろき 白妙 なつ 天寿 光希
大輝 真琴 愛水 せれ奈 瀬稀 ゆりと 紫月 音寧 十碧 れいや
麻央 侑希 紫 りら 綺咲 愛里 紫藤 りゅう 拓斗 れい
朝水 りょう 華鳥 礼良 彩葉 玲央 夕渚 りょう 天希 ほまれ
小桜 ほのか 遥斗 勇帆 七星 美妃 桜里 まお 隼 玲央
朱紫 令真 二條 華 極美 慎 きらり 杏 煌 えりせ
蓮月 りらん 夕陽 真輝 天翔 さくら 彩園 ひな 草薙 稀月
星蘭 ひとみ 奏碧 タケル 水乃 ゆり 澄華 あまね  

※休演者のお知らせ
 如月 蓮は、体調不良の為、全日程を休演いたします。

舞台写真

大阪公演

※クリックすると拡大します。

撮影:岸隆子(Studio Elenish)

東京公演

梅田芸術劇場公演に先駆けて、1月東京国際フォーラムにて本作品が上演され、
大盛況のうちに千穐楽を終えました。
今回は東京公演の舞台写真を少しだけ、お見せいたします!
ますます期待が深まる本作品、是非ご期待ください!

※クリックすると拡大します。

撮影:花井智子  (c)宝塚歌劇団

ムービー

PR映像

振付講座

振付講座の詳細はこちら

スペシャル

  • スペシャルインタビュー
  • イベントちらし
  • 振付講座
  • 観劇レポート

紅ゆずる×綺咲愛里×中井美穂
スペシャルインタビュー!!

星組の役者魂で熱いインドの雰囲気を届けたい

ボリウッド映画の傑作「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」を宝塚歌劇団がマサラ・ミュージカルとして初上演! 大いに沸いた東京公演を経て、この夏梅田芸術劇場メインホールに登場します。熱演を見せた星組新トップコンビ、紅ゆずるさんと綺咲愛里さんが、舞台全般に造詣の深い中井美穂さんと楽しいトークを繰り広げました。

中井 東京公演、すごく楽しかったです! 映画と同じナンバーから、お二人のプレお披露目の意味を込めたオリジナル曲まであり、うまく宝塚のスパイスとボリウッドのスパイスがミックスされていましたね。

最初「ボリウッド!?」と驚いたのですが、宝塚歌劇の新しいミュージカルに挑戦できる喜びがありました。原作映画を拝見すると、日常のどんなささいなことも歌にして踊り出すなど、とにかく楽しそうだなと(笑)。

綺咲 笑いあり涙あり、そしてシリアスな場面もあって。

中井 何でもありで楽しいですよね。紅さん、ラップもありましたね。

初めはお経みたいだと言われ(笑)、いろんなラップを研究しました。ラップはマイクを手に持つことで形になり、きちんと歌えるようなのですが舞台ではマイクを持たないから…。

中井 でもタカラジェンヌは「やってください」と言われたら全身全霊でやって、何でも成功させてしまう!

今回インド舞踊家の野火杏子先生ご指導のもと、手の動き一つ一つに意味があることまで教わり、難しさをより体感しました。でもボリウッド映画で流行りの振り付けで踊るレッスンは、ノリが良くすごく楽しかった!

中井 ダンスも本当にすごい。“ザ・インド!”な場面だけではなく、いろんなジャンルが出てきて、そのバランスもいいなと。お二人は二役を演じますがいかがですか。

私は脇役俳優のオーム・プラカーシュ・マキージャー、2幕では生まれ変わりのスター俳優、オーム・カプールを演じます。今回ずっと同じ役でないのが楽しくて、2幕ではガラッと変わり登場します。

中井 期待にたがわず、オラオラ系がお似合いです!

どの役も色濃い個性が際立つ作品なので、星組のみんなには「アピール力と役者魂で、熱いインドの雰囲気を出そう!」と言っています。

綺咲 私はボリウッドの大女優シャンティプリヤ、2幕はオームに憧れている現代的なサンディを演じます。1幕と2幕でさゆみさん(紅)の役との関係性が逆転。2幕ではオームの背中を押せる存在でいられたらと思っています。

中井 綺咲さんとても美しいです。お二人のデュエットで、オームが彼女の手を取るシーンはキュンとします。全体のせりふもすてきですね。

非現実的な世界のように見えて、お客様と重なる部分を小柳奈穂子先生が書いてくれています。“強く願えば夢は必ずかなう”という大きなメッセージをお届けできれば。

中井 関西出身のお二人だけに大阪公演もさらに盛り上がりそう。客席降りもありますしね。

関西の方はオープンなので! 私自身大劇場でのお披露目公演を経て、「やっぱり変わった、大きくなった」と思っていただける舞台にしたいです。

綺咲 二度目のハードルは上がると思うので、心機一転しっかり取り組みたいです。


プロフィール

星組トップスター 紅 ゆずる
くれない・ゆずる●大阪府出身。2002年初舞台。星組に配属後、全国ツアー公演「風と共に去りぬ」などで主演。16年11月星組トップスターに就任、3月10日開幕の「THE SCARLET PIMPERNEL」で宝塚大劇場トップお披露目を果たす

星組トップ娘役 綺咲 愛里
きさき・あいり●兵庫県出身。2010年初舞台。星組に配属後、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」や、「ガイズ&ドールズ」新人公演のヒロインなどで華やかな存在感を示す。16年11月、紅ゆずるの相手役として星組トップ娘役に就任

中井美穂
なかい・みほ●ロサンゼルス生まれ。1987年~95年、フジテレビアナウンサーとして活躍。現在「TAKARAZUKA CAFE BREAK」(TOKYO MXテレビ)にレギュラー出演する他、幅広いテレビ番組に出演。演劇コラムの執筆やクラシックコンサートの司会なども行う

文:小野寺亜紀

アンコールフィナーレ★振付講座

梅田芸術劇場公演には、お客様も劇中のナンバーにのって一緒に楽しめるスペシャルな場面が登場します♪

公演のラストに新たな“アンコールフィナーレ”が加わり、星組出演者による振付レクチャー後、1階席客席に降り、お客様のそばで一緒に歌って踊ります★

振付ご担当の野火杏子先生と星組出演者による「振付レクチャー動画」はこちら↓
予習復習で一層マサラの世界が広がりますよ!
さあ、皆さん、歌って踊って暑い夏を吹き飛ばしましょう!


アンコールフィナーレのかけ声 解説

(1)「ハ リッパ」(パンジャビ語)とは?
→特に意味はなく日本語で言うなら、「わっしょい」のような言葉。

(2)「タイヤール ホー ジャオ」(ヒンディー語)とは?
→『準備して!』という意味。

(3)「チャックデー」(パンジャビ語)とは?
→「ハ リッパ」同様、特に意味はなく、「行け〜!」と言った感じ。

(4)「ナチョ」(ヒンディー語)
→『踊れ!』という意味。

これで完璧★アンコールフィナーレは一緒に盛り上がりましょう♪


スペシャルノベルティ“マサラ・グッズ”が貰えたり、マサラ・トークショーが楽しめる「マサラ・ナイト」も開催決定!
日程ほか詳細はこちらをチェック

【お客様へのお願い】
振付けは、お座りいただいたままでも参加できる内容となっております。
周りのお客様のご迷惑にならないよう、皆さまのご協力をお願いいたします。

観劇レポート

客席参加型のアンコールフィナーレが加わり、劇場が“マサラパラダイス”に!

ゴージャスなインドの世界と数々のナンバー、そこに描かれる愛と夢が見事宝塚歌劇の世界と融合! プロローグから目がクラッとする眩しさで、歌と踊りが溢れ出す。1月の東京初演から約半年、出演者が大幅に変わりブラッシュアップされたマサラ・ミュージカル『オーム・シャンティ・オーム ―恋する輪廻―』が、7月22日に梅田芸術劇場メインホールで開幕した。

主演の紅ゆずるは、1幕では脇役俳優オーム・プラカーシュ・マキージャー役。個性的な動き、豊かな表情に思わずクスッと笑わされ、どこまでも純粋な人柄に引き込まれる。2幕ではスター俳優オーム・カプールとして、オレ様的キャラクターで登場。そんなオームが愛ゆえに計画する復讐のシナリオを通して、彼自身も成長していくのが見どころだ。ディスコ調のノリのいいナンバーをクールな表情で魅せたかと思えば、綺咲演じるサンディとのハートフルなデュエットで“胸キュン”を誘う。その振り幅とそれぞれにかけるエネルギーの度合いは、原作映画から溢れ出す熱量を上回る勢いだ。

同じく二役に挑戦の綺咲愛里も、スター女優シャンティプリヤの華やかさと、現代っ子サンディの愛らしさを丁寧に演じ分け、初演よりさらに深みが増した。今回初登場となったムケーシュ役の七海ひろきは大人の男の色気を漂わせ、ただ者ではない悪役の存在感を存分にアピール。2幕のジャジーなソロナンバーでは、鋭い目つき、迫力ある歌声とキレのある踊りで舞台空間を支配。他にもオームを温かく見守る母ベラ役の美稀千種、憎めない俳優リシ役の十碧れいやら続投メンバーに加え、新たにオーム・カプールの父ラージェシュを演じた天寿光希や、オームの親友パップーを熱演した麻央侑希など、星組出演者が一丸となって濃厚な芝居を創り上げた。

オームとムケーシュとの緊迫感あるやり取りがナンバーと絡み合うクライマックスは、これぞミュージカルという盛り上がり。インド映画の娯楽性を、演出の小柳奈穂子がエレガントでファンタスティックな宝塚色と巧みに組み合わせているのも成功の秘訣。さらにトップスター紅ゆずる自身にも絡めた台詞が盛り込まれ、自然と劇場が温かい空気に包まれる。

初日前日の囲み取材には、原作映画の監督でありトップ舞踊監督として有名なファラ・カーン氏も参加。星組の舞台に、「才能に驚きました。ダンスも素晴らしかった! 出演者をみんなボリウッドに連れて帰りたい!」と絶賛。初日の舞台も観劇し、紅が挨拶しようとすると真っ先に立ち上がり拍手を送っていた。

また大阪公演では本編終了後にもう一度幕が開き、出演者が丸ごと1曲を歌い踊るボリュームたっぷりのアンコールフィナーレが登場。振付を舞台上で観客にレクチャーする星組の“先生”は日替わりなので、連日のお楽しみだ。さらに曲がかかると紅をはじめキャストたちが客席に降りて歌い踊る。観客はみな、両手をあげて一緒に踊りノリノリ! 紅は囲み取材で「お客様と一体となってこの空間をインドの世界にしたい。『ひと汗流そうか』という意気込みでアンコールに参加してください!」と語っていたが、まさにその通り。インド映画さながらの“歌い踊る”「マサラシステム」で盛り上がり、曲の終了後はドッと歓声が沸き起こった。劇場を後にするとき、主題歌が頭の中から離れない! この至福の高揚感こそボリウッドの、そして宝塚歌劇の真髄だ。

取材・文/小野寺亜紀

撮影:岸隆子(Studio Elenish)

スケジュール

スケジュール

チケット

お問い合わせ
梅田芸術劇場メインホール 06-6377-3800
注意事項
※お支払いは現金のみとなります。クレジットカードはご利用いただけません。
一般発売日
2017/5/21(日)
料金
S席 8,800円 A席 6,000円 B席 3,000円 (全席指定・税込)
お問い合わせ
梅田芸術劇場メインホール 06-6377-3800

アクセス

梅田芸術劇場
〒530-0013 大阪市北区茶屋町19-1

阪急電車
「梅田駅」茶屋町口より徒歩3分

JR線
「大阪駅」御堂筋北口より徒歩8分

地下鉄
御堂筋線「梅田駅」1号出口より徒歩5分
御堂筋線「中津駅」3号出口より徒歩5分
谷町線「東梅田駅」1号出口より徒歩7分
四ツ橋線「西梅田駅」3号出口より徒歩11分

阪神電車
「梅田駅」東出口より徒歩10分