※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
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[25歳以下限定/特別割引チケット販売]
【東京】U25/当日引換券¥4,500
【大阪】U25/当日引換券 ¥3,500
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※ご観劇日当日、お求めの当日引換券と身分証のご提示にて座席券と交換致します。
※ご観劇日当日25歳以下の方のみ対象となり、26歳以上の方の購入は、ご観劇日当日差額をお支払頂きます。
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作曲・作詞 | ベニー・アンダーソン ビョルン・ウルヴァース |
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原案・作詞 | ティム・ライス |
演出・訳詞 | 荻田浩一 |
音楽監督 | 島 健 |
出演 | 安蘭けい 石井一孝 中川晃教 マテ・カマラス AKANE LIV 戸井勝海 池谷京子 角川裕明 田村雄一 ひのあらた 横関咲栄 / 大野幸人 |
企画・制作・主催 | 梅田芸術劇場 |
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ABBAのベニーとビョルンが、ABBA解散後に初めて手掛けた伝説のミュージカル『CHESS』。その楽曲の良さを活かし、コンサート版として2012年に待望の日本初上陸を果たした『CHESS in Concert』が、好評を得て今年12月に再演される。“セカンドバージョン”と銘打つ今回は単なる再演には留まらないようで……。初演に引き続きヒロイン・フローレンスを演じる安蘭けい、演出を手掛ける荻田浩一にその見どころを訊いた。
物語は米ソ冷戦下のチェスの世界選手権を舞台に、国家を背負いチャンピオンの座をめぐる戦いを繰り広げる男たちと、その狭間でゆれる女性の姿を描くもの。この作品の魅力は、なんといっても楽曲の素晴らしさ。ただ、難曲揃いでもある。宝塚時代から歌唱力に定評のある安蘭も「すごく楽しかったんですが、難曲を制覇する大変さが印象に残っています。聴いている分には歌える! と思っても、譜面を前にしたらぜんぜん歌えなくて、びっくりしたくらい」と苦労を語る。とはいえ荻田は「安蘭さんはもちろん、石井一孝さん、中川晃教さんと皆さん大活躍してくださって、難曲を見事に歌い上げてくれました。こういう人たちが活躍する今だからこそやっと『CHESS』が上演できたのだと思う」と初演を振り返る。
一方で、少々日本人にとっては縁遠い“チェス”“東西冷戦”が題材であることに対するハードルもある。「楽曲の良さに目が行く前に、物語を追うのに必死になっちゃう。だから初演では枝葉を削ぎ落とし、3人の男女の三角関係を中心に置きました。結果、シンプルな構成ながら、多少は作品への理解が得られたと思います。今回は前回削ぎ落としたものを少し増やし、恋愛関係の外側にある、アメリカとソ連の代理戦争としてのチェス、という部分を色濃く出していきたい。3人の人生が国同士の争いに翻弄されていたんだ、ということがより見えてくれば」と構想を語る荻田。「フローレンスも、日本のお客さまが受け入れやすいヒロイン像に作った面もある。もとの台本ではもっとエゴイスティックに立ち回るところや自分の主張をぶつける部分があるので、今回はそういうところまでやってみてもいいかも」と荻田が言えば、安蘭も「前回は歌との格闘に振り回されましたが(笑)、男性ふたりに翻弄されるだけではなく、国にも翻弄されて、という深い部分も今回はもっと考えることができそうです」とうなずく。「結局誰もがチェスのゲームと一緒で自由に動けてはいない。そこを、闘っている人の強さや美しさとして出していければいいよね」と荻田。難解さは、裏を返せば奥深いということ。より作品本来の魅力に踏み込んだ“セカンドバージョン”の誕生に期待しよう。
撮影:源賀津己/ぴあ株式会社
『CHESS in Concert』を彩る楽曲の見どころをご紹介します。
凛々しく艶やかな安蘭けいが、ファンキーにシャウトする中川晃教が、甘くパワフルな石井一孝が、のびのびと迫真の歌声を響かせる。
「これぞ、奇跡のキャスティング!!」と呼ぶに相応しいロンドン発、2012年初演『CHESS in Concert』日本バージョン。
役者本人の魅力を映したようなキャラクターと、オペラ、ロック、ポップス、クラシック……日本ではまずお目にかかれない、巧みな構成のメロディラインが音楽ファン、ミュージカルファン、そして演劇ファンの琴線に触れ、瞬く間に口コミで人気が拡散した、上質の音楽エンターテインメント!
全10公演を惜しくも見逃した人や、リピーターからの熱烈なアンコールに押され、わずか1年で早くもセカンドバージョンの上演が決定した。
全編を彩るのは「マンマ・ミーア」「ダンシング・クイーン」など世界的ヒット曲を量産し、2010年にはロックの殿堂入りも果たしたスーパーグループABBAの楽曲。
「エビータ」「ジーザス・クライスト・スーパースター」のティム・ライス原案・作詞により1986年、ロンドンでミュージカル化。
挿入歌が全米1位を獲得するなど、これまで世界各国で上演されている。
本作は各国で好評を得ているコンサートバージョンの日本語版となる。
コンサートは、チェスの世界王者を賭けて闘う男たちの物語を軸に展開する。
片やNO!といえる国アメリカ代表の傍若無人な天才肌・フレディ(中川晃教)。
片や秘密警察(!)がセコンドにつくなど、監視と束縛の中、国の威信を背負うソビエト連邦代表の慎重派・アナトリー(石井一孝)。
置かれた状況も勝負スタイルも真逆なふたりが、1人の女性を巡り激突する。
運命のヒロインに、両親を亡くした孤独な女性フローレンス(安蘭けい)。
フレディのセコンド役でありながら、敵側のアナトリーに心を奪われる禁断の三角関係。
しかもアナトリーには祖国で待つ妻と子供がいた。
一見小難しそうな米ソ冷戦という時代背景が、じわじわとドラマのスパイスとなって効いてくる。
実際の亡命劇をモチーフとしたリアリティのある展開と、キャラクターたちの揺れ動く心情を巧みに表現した楽曲、さらにそれらを体現する役者たちの歌声が渾然一体となり、観る者をグイグイ物語へと引き込んでいく。
果たして、命がけの恋と、国の威信を賭けた戦いの結末とは……!?
“神の声”と称され、天賦の才能を持つ中川は天才肌の役がよく似合う。
中でも、天才の孤独を歌う“Pity the Child”が圧巻。
静から動への複雑な旋律が、素人耳にも難曲と分かるそれを、自在に歌いきる。
この一曲を聴くだけでも観に行く価値があると思わせる名曲だ。
また、ツライ生い立ちを生き抜いてきたフローレンス役の安蘭は「孤独を恐れず1人で闘う」と、“Nobody’s Side”で、力強い歌声を響かせる。
凛とした佇まいは、元宝塚男役トップスターとして組を率いた彼女の魅力にも通じるが、一方で共に寄り添う相手が欲しいと女の弱さも垣間見せる。
真実の恋を得て1幕と2幕で髪型も衣裳もガラリと変わる、美しき変貌振りは見ものだ。
そして、アナトリー役の石井は1幕を締めくくる雄大なオペラ的旋律の“Anthem”が聴き所。
舞台栄えする長身から繰り出す甘く包み込むような歌声に、亡命への複雑な心境を込める。
2幕への期待と不安をあおる名場面のひとつだ。
さらに、物語を運ぶミステリアスなアービター役にマテ・カマラスの出演が決定!
持ち味のワイルドな歌声は、アンサンブルを従えたロックテイストな見せ場の一曲“The Arbiter”にハマりそう。
初演では、浦井健治が金髪碧眼を思わせる魅惑的な長髪スタイルで登場したが、マテに当てはめると、日本版エリザベートのトート様再降臨!?
各国では革ジャンやスーツ姿など様々なバージョンがあるだけにルックス含め、“マテスタイル”に期待して欲しい。
他にもアナトリーの妻役にAKANE LIV、戸井勝海ら少数精鋭のアンサンブルなど実力派が大集結。
荻田浩一演出、島健音楽監督率いる17人編成の生オーケストラでお届けする『CHESS in Concert』セカンドバージョン。
再集結した“奇跡のメンバー”が、初演を超える感動を約束してくれるに違いない!