ストーリー
ロンドンの下町。貧しい花売り娘のイライザ(霧矢大夢/真飛聖)は、言語学者のヒギンズ教授(寺脇康文)の提案で訛りの矯正と淑女になるための礼儀作法を教わることになる。
厳しいヒギンズ教授のレッスンに耐えたイライザは、見違えるような麗しき貴婦人へ変貌を遂げる。
華々しく社交界のデビューを飾ったイライザだったが、ヒギンズ教授にとって自分は研究対象にしか過ぎないと気づき、彼のもとを去ってしまう・・・。
(写真:2013年公演より)
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
脚本/歌詞 | アラン・ジェイ・ラーナー |
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音楽 | フレデリック・ロウ |
翻訳/訳詞/演出 | G2 |
出演 | イライザ(花売り娘):霧矢大夢/真飛 聖(Wキャスト) ヒギンズ教授(言語学者):寺脇康文 ピッカリング大佐(軍人風の中年紳士):田山涼成 ドゥーリトル(イライザの父親):松尾貴史 ピアス夫人(ヒギンズ邸の家政婦):寿ひずる フレディ(アインスフォードヒル夫人の息子):水田航生 アインスフォードヒル夫人(フレディの母親):麻生かほ里 ヒギンズの母:高橋惠子 他 |
製作 | 東宝 |
主催 | 関西テレビ放送/梅田芸術劇場 |
関連リンク |
ヒギンズが「英国人は英語がうまく話せない」と歌っていますが、実際この時代、貴族たちの間でヒギンズのような教師に話し方を習うのが流行ったらしいです。
「なぜ学ぼうとしない?」という問いかけがイライザの人生を変えるきっかけに。
「外国人のほうがマシ」というキーワードが後半のピンチを救うという伏線にもなっています。
「暖かい部屋でチョコレートを食べられたらいいな」「素敵な人がギュッと抱きしめてくれたらいいな」というイライザのつつましく愛らしい夢を歌った曲。
その後、ヒギンズから暖かい部屋とチョコレートは与えられますが、ギュっと抱きしめて欲しいという想いは叶えられるのかどうか……。
ラストの歌詞は「Lovely!」 今の日本ならそのまま「ラブリー!」で通じるところですが、この単語を「いいな!」と訳してみました。
ヒギンズのあまりにも厳しい指導に腹を立てたイライザがその鬱憤を晴らす。
ヒギンズがボコボコの目に遭う様子を想像して歌うのですが、そのいたずら心はどちらかというと可愛らしい。
個人的にヒギンズが海におぼれる様子の振付がキュートで素敵。見どころポイントです。
「踊り明かしたい」という邦題で親しまれてきた曲。
原題の意味は「夜通し踊ることもできるくらいなのに」。
そのくらいワクワクしているということで、別に踊り明かしたいわけではなかったりもする、そんな気持ちを強調してみました。子供の頃の遠足の前の晩のような?
こういう気持ち、いくつになっても忘れたくないものです。
これ楽しい曲ですけれど、実は中年男のマリッジ・ブルーの歌。
単純に結婚だから楽しい、ということではなく、結婚式までのわずかな独身の時間を楽しもう、という。
まあ、人生の墓場・結婚を前にした男の、やけくそ大騒ぎソングなわけです。
原作が皮肉屋のバーナード・ショーだけに、歌の歌詞もどこか人生の皮肉を歌っています。
ヒギンズがいなくとも、私はひとりでやっていける。
イライザの心境を歌ったこの曲は、女性による男性からの独立宣言。
世の亭主族には耳の痛い歌。定年間際に奥さまにこの歌を歌われてしまわないように。
ぜひとも良好な関係を築いておきたいものです。
女は一人でも生きていけますが、男は生きてはいけない弱い動物ですからね。
ロンドンの下町の花売り娘が、言語学者のレッスンで、見違えるように麗しい貴婦人に変貌する―。
オードリー・ヘップバーン主演の映画版でも広く親しまれている『マイ・フェア・レディ』。心躍る珠玉の名曲の数々とともに再演を重ね、ミュージカル史に燦然と輝く不朽の名作です。
日本初演50周年となった2013年には、演出を一新。クラシカルな英国の香りと華やかさはそのままに、個性豊かな登場人物たちの、生き生きとした情感がより際立つ舞台となってリボーン(再誕生)しました。
好評を博したリボーン版が、新たなキャストを迎えて帰ってきます!どうぞお見逃しなく。
(写真:2013年公演より)
ロンドンの下町。貧しい花売り娘のイライザ(霧矢大夢/真飛聖)は、言語学者のヒギンズ教授(寺脇康文)の提案で訛りの矯正と淑女になるための礼儀作法を教わることになる。
厳しいヒギンズ教授のレッスンに耐えたイライザは、見違えるような麗しき貴婦人へ変貌を遂げる。
華々しく社交界のデビューを飾ったイライザだったが、ヒギンズ教授にとって自分は研究対象にしか過ぎないと気づき、彼のもとを去ってしまう・・・。
(写真:2013年公演より)