第36回菊田一夫賞 受賞作品、待望の再々演!!
誰もが知っているこの「ローマの休日」は、1953年ウィリアム・ワイラー監督により製作されたアメリカ映画で、あのオードリー・ヘップバーンを一躍スターにした世紀を越えて愛され続けている最高映画です。
舞台版では、映画と視点を変え、当時の時代背景を元に新聞記者ジョーの背景には、冷戦時代にアメリカで起こった赤狩りの被害にあいハリウッド・テンの一人であったダルトン・トランボ(ローマの休日の脚本家)を投影することにより、ジョーの生い立ちや人生をしっかりと捉え人物をより深く描き出し、アン王女が自らの意思で祖国のために生きていくという選択をし、さらに女性として王女として目覚めてゆく過程が彼女の魅力を一層引き立てます。また、ジョーと彼の友人、カメラマンのアーヴィングのコンビネーションは男同士だから分かり合える胸のうちをあたたかく描いています。
映画より凝縮された舞台空間で、アンとジョーの恋愛模様、ジョーとアーヴィングの友情、アンの女性としての成長、それぞれの役の人間性を感じて頂ける舞台です。
王女として、また一人の女性として成長したアン、
全てを理解しジョーを見守るアーヴィング、
最後に一人で去っていくジョーの後ろ姿が物語る彼の人生とは…
個性あふれる実力派キャストと、一流スタッフで贈る舞台版「ローマの休日」
役者として一段と成熟した3名が演じる不朽の名作を見逃せません。
どうぞご期待ください!