ローレンス・オリヴィエ賞に輝く劇作家アレクシ・ケイ・キャンベルが手掛けるサスペンスドラマ、豪華キャストにより日本初演!
”自分らしく生きること”をテーマに、イギリス演劇界で躍進を遂げる劇作家アレクシ・ケイ・キャンベル。
日本版演出を担うのは、これまでにも同作家の戯曲を手掛け、
文化庁芸術際賞大賞や読売演劇大賞最優秀演出家賞など、数々の賞を受賞する演出家・上村聡史。
亡き息子が伝えたかった真実とは何か——―。家族の深い悲しみと再生を描く感動の物語、そして彼らに待ち受ける驚愕の結末にご期待ください!
<STORY>
1937年、イギリス・ヨークシャー州。裕福な炭鉱主のハロルド・プリチャード(益岡 徹)の元に、ある日エイブリー一家が訪ねてくる。かつては家族同士で仲良くしていたのだが、10年前にハロルドの一人息子・エドガー(当時12才)が、ブラッケン・ムーアという荒野の廃坑に落ちて亡くなった事故をきっかけに疎遠になっていた。それ以来、エドガーの母親・エリザベス(木村多江)は家の中でふさぎ込んでおり、彼女を励ますためにエイブリー一家はプリチャード家に数日、滞在する予定だった。エリザベスはエドガーの親友であったエイブリーの一人息子、テレンス(岡田将生)と再会すると、亡き息子への思いを溢れんばかりに話し出した。
しかしその日から毎晩、うなされたテレンスの恐ろしい叫び声が、屋敷中にこだまするようになる。テレンスはエドガーの霊が憑依し、何かを伝えようとささやいてくると言う。やがてエドガーの霊に憑りつかれたテレンスは、事故現場であるブラッケン・ムーアに向かう。そして事故当時の知られざる真実が、少しずつ明らかになっていく――。