ブロードウェイのバックステージを舞台に、人生を『逆再生』で描く全く新しいミュージカル!
ハリウッドの人気プロデューサー、フランク(平方元基)は、赤い台本を手に過去を振り返り始める…。
1976年ロサンゼルス。彼の豪邸では華やかなホーム・パーティが開かれていた。フランクの取り巻きが映画の大ヒットを祝う傍らで、中年女性がひとりくだをまき、フランクを罵っていた。彼女はメアリー(笹本玲奈)。元ベストセラー作家だが、すっかり落ちぶれてアル中に。ピューリッツァー賞を受賞した脚本家チャーリー(ウエンツ瑛士)の話題が出ると、「私たち3人は昔、切っても切れない親友同士だったのよ!」と叫んで、その場を追い出される始末。フランクの妻ガッシー(朝夏まなと)は夫の新しい愛人に嫌がらせをし、パーティはいよいよ混乱状態に。
フランクはうんざりしていた、今の自分は、自分じゃない。
なぜこうなってしまったのか?どこで間違えたのか?
フランク、チャーリー、メアリーの3人の絆はもう戻らない?
フランクは過去へと遡っていく。
テレビの生中継でのハプニング、船旅から帰国し確かめ合った友情、
前妻ベス(昆 夏美)との辛い離婚調停、
BWプロデュ-サーのジョー(今井清隆)と迎えた、ドキドキのミュージカル開幕初日、
小さなナイトクラブで歌い踊った日々…いつも3人一緒だった。
記憶を巻き戻し、辿り着いたのは、20年前。
それは3人が出会い、決意したあの瞬間だった…。