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──Musical Number──（予定）
♞The Story Of Chess
♘Where I Want to Be
♞The Arbiter
♘Nobody’s Side
♞Chess
♘Mountain Duet
♞Someone Else’s Story
♘Anthem
♞One Night in Bangkok
♘Heaven Help My Heart
♞I Know Him So Well
♘Pity the Child
Etc
※クリックすると大きなサイズでご覧いただけます。
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舞台映像ダイジェスト版
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稽古場歌唱映像
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ミュージカル『チェス』15秒スポット
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ラミン・カリムルー＆佐藤隆紀
コメントメッセージ -
ラミン・カリムルー
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佐藤隆紀
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ルーク・ウォルシュ
コメントメッセージ -
サマンサ・バークス
コメントメッセージ
宝塚歌劇団雪組トップスター
望海風斗 さんから
メッセージが届きました！
宝塚歌劇団 雪組トップスター
望海風斗
Futo Nozomi
- ラミンさんの歌唱力はもちろんのこと、舞台での在り方がとても素敵で、男役として私もこんな風にステージに立ちたいと憧れる存在です。今ではよくラミンさんの曲をかけて発声練習もしていて（笑）ラミンさんが日本で公演をされる時には必ず拝見していますので、今回の『CHESS』 も見逃せません。特にアナトリー役が歌う「アンセム」は大好きな曲で、あの素晴らしいロングトーンを生で聴けると思うと―― 雪組の皆を誘って、絶対観に行きたいです！！ そして、『CHESS』の後、４月に控えている雪組文京シビックホールでの公演に、なんとラミンさんが出演して下さることになりました！新しい挑戦となるパフォーマンスを一緒に作りたいと思います。
宝塚歌劇 雪組公演
望海風斗 MEGA LIVE TOUR 東京 to 神戸
『NOW! ZOOM ME!!』
2020年4月30日(木)～ 5月10日(日) 東京・文京シビックホール
2020年5月23日(土)～ 5月28日(木) 神戸・神戸国際会館こくさいホール
作・演出／齋藤 吉正
出演／望海風斗 他
豆知識 1 What is a chess game?
- 世界共通のルールを持ち、世界で最も普及している盤上競技のチェス。
その発祥は古代インド時代。7世紀頃にペルシャに入り、アラビア文化の一つとしてヨーロッパへと伝わった。
現在のチェスの形になったのは、15世紀のスペインでのこと。
神聖ローマ帝国の支配により、ほぼヨーロッパ全土に普及した。
大航海時代以降はイギリス・オランダなどが世界各地を植民地化する中で広まり、
日本でも明治時代に西洋将棋として紹介されて以来、親しまれている。 - ◇ゲームの勝敗◇
黒白の陣営に分かれた2人が自分の色の駒を一手ずつ交互に動かし、相手のキングを先に“チェックメイト”＝相手のキングを攻め、相手がその攻めから逃げられない状況にすれば勝ち。競技会ではお互いの考慮時間が対局時計で制限される。持ち時間は国際選手権などの大きな大会で一人一局標準3時間。それ以外の規模で80分～2時間。 - ◇チェスの駒は6種類。白黒それぞれ16個ずつ、計32個が用いられる◇
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- ♚キング（王）
- 最も重要な駒。縦・横・斜めに1マスずつ動く。普段は他の駒に守られているが、ゲーム終盤には自身で攻撃にまわることも。
- ♛クイーン（女王）
- 最もパワフルな駒。前後左右、斜めに一直線に進めるなど、多くの自由を持つ。ゲームが進み、周りに駒が少なくなった時に力を発揮。
- ♜ルーク（城）
- 縦横何マスでも進むことができる。クイーン以外でキングと2人だけでチェックメイトできる駒。
- ♝ビショップ（僧正）
- キリスト響の聖職者を表す。相手の隙を狙うように斜め一直線に移動するが、進みたい方向にある駒は追い越せない。
- ♞ナイト（騎士）
- 前後左右に2マス、そこから左右どちらかに1マス動ける。進みたい方向にある駒も飛び越えられる。
- ♟ポーン（兵士）
- 力は弱いが数が多く、上手に使えばキングを立派に守る。最初は2マス、あとは1マスずつ前に進める。
豆知識 2 東西冷戦とチェスをテーマに作られたミュージカルの背景にあるものとは？
東西冷戦とは？
第二次世界大戦後のアメリカ合衆国を中心とする資本・自由主義の国々と、 ソビエト連邦を盟主とする協賛・社会主義国家との対立構造。1945年にルーズベルト、チーチャル、スターリンの米・英・ソの3首脳がクリミア半島のヤルタで会談し、ドイツの分割占領などを決定。この会議は東西二陣営が激しく対立する冷戦構造の起点となった。ハンガリー動乱とは？
1956年10月23日、ソ連政権に支配されるハンガリー国民が民主化と自由を揚げて立ち上がった民衆蜂起。11月3日、ソ連軍に壊滅させられたが約2700人が犠牲となり、20万人以上の国民が西側に亡命した。『CHESS』に登場するフローレンスも、幼少期にこの動乱で父と離別している。-
- 1945年
- 2月 ヤルタ会議 東西冷戦がはじまる
8月 第二次世界大戦終結 - 1947年
- 9月 アメリカ中央情報局（CIA）発足
- 1949年
- 4月 北大西洋条約機構（NATO）誕生
- 1954年
- 3月 ソ連国家保安委員会（KGB）発足
- 1955年
- 5月 ワルシャワ条約機構結成
- 1956年
- 10月 ハンガリー動乱勃発
- 1957年
- 10月 ソ連が人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成功
- 1961年
- 8月 ベルリンの壁の建設がはじまる
- 1962年
- 10月 キューバ危機（米ソ冷戦の緊張がピークに）
- 1969年
- 7月 アポロ11号が人類初の月面着陸に成功
- 1972年
- 7・8月 チェス世界選手権でボビー・フィッシャーが勝利
- 1989年
- 1月 ソ連軍のアフガニスタン撤退
11月 ベルリンの壁崩壊
12月 米ソ首脳が冷戦の終結を宣言 - 1990年
- 東欧各国で選挙が実施され、共産党が第一党から転落
- 1991年
- 12月 ソ連の消滅
【ネタバレ有】ミュージカル『CHESS』詳細ストーリー公開！
ミュージカル『CHESS』は英語上演（日本語字幕あり）となります。
あらすじを詳しく予習したい皆様、英語上演に不安がある皆様へ、詳細ストーリーを公開いたします！
※ネタバレ（結末含む）を含みますので、ご注意下さい。
↓下にスクロールいただくと、詳細ストーリーが表示されます。
ACT 1
チェスはどういった背景で生まれてきたゲームなのか。チェスを司る「審判」であるアービター（佐藤隆紀）がコロスと共に、その歴史を語る（♪PROLOGUE/THE STORY OF CHESS）。
舞台は移り、1984年。米ソの冷戦時代。イタリアのメラーノでチェスの世界一を決める選手権が開催される。時の世界チャンピオンはアメリカ合衆国のフレディ（ルーク・ウォルシュ）。傍らには、彼のセコンドを務めるフローレンス（サマンサ・バークス）がいる。自由奔放なフレディは、フローレンスの忠告もむなしく、記者会見で対戦相手を罵り、記者たちから非難を浴びせられる（♪PRESS CONFERENCE）。
一方、世界王者の座に挑むソビエト連邦のチェス名人アナトリー（ラミン・カリムルー）と、彼のセコンドであるモロコフ（増原英也）は、新聞でフレディの会見の記事を読んでいる。モロコフは、フレディが狂人だと主張するが、アナトリーはそれを否定（♪ANATOLY & MOLOKOV）。予測不能な天才に勝つため、ただ真剣に勝負をしたいアナトリーだが、「奴の弱みはあの女性だ」と、フローレンスに言い寄るように指示するモロコフ。チェスの世界チャンピオンという夢が手の届くところにありながらも、自分の立場を政治的に利用されていると感じ、複雑な思いを抱えるアナトリー（♪WHERE I WANT TO BE）。
選手権の初戦前、両国の代表団が顔を合わせて敵対心を露わにする中（♪DIFFICULT AND DANGEROUS TIMES）、ズルは決して許されないとアービターが彼らを諭す（♪ARBITER）。そしていざ試合が始まると、苛立ったフレディは試合途中で駒を投げ捨ててその場を去ってしまう。身勝手な試合放棄を受けて、フローレンス、アナトリー、アービター、モロコフの４人はチェスという名高いゲームが「敵対し合うイデオロギーがいがみ合う戦場」となってしまったと嘆く（♪QUARTET）。どうにか試合を続行させようと、フローレンスは両選手が話し合うための場を設け、フレディの説得を試みる。
無礼な態度を叱るフローレンスに対し、フレディは「ソ連の連中をからかっているだけだ」と軽く返し、「君こそ奴らを敵対視する理由があるはず」と指摘。フローレンスはハンガリー人で5才の頃にハンガリー動乱を経験し、父親をソ連軍に連れ去られていた（♪(1956) BUDAPEST IS RISING）。全く意見が交わらないままフレディは部屋を飛び出し、フローレンスは「誰もが、誰の味方でもない」との思いに至る（♪NOBODY'S SIDE）。
話し合いを行うため、山中のメラーノ・マウンテン・インにアナトリーとフローレンスが揃っている。しかし、肝心のフレディの姿が見当たらない。気まずい状況の中、二人は会話をはじめ、思いがけず惹かれ合ってしまう（♪MOUNTAIN DUET）。そして、その様子をフレディが目撃して激怒する。彼は取引によって両選手のギャランティを上げることに成功したようで、話し合いは不要となり、試合が再開される。
心を乱されてしまったフレディは全く試合に集中できずにアナトリーに連勝を許し、フレディの勝利は絶望的となる。苛立ったフレディはフローレンスに当たり、大喧嘩の後フローレンスが出ていく（♪FLORENCE QUITS）。フレディは、悲惨な家庭で育った現実から逃げるためにチェスを始めたことを思い出し（♪PITY THE CHILD）、彼の棄権によりアナトリーが新たな世界チャンピオンとなる。
一方、ソビエト連邦にはアナトリーの妻スヴェトラーナ（エリアンナ）と子供たちが残されていた。しかし試合を終えたアナトリーは亡命を決意してフローレンスと共に大使館を訪れ（♪EMBASSY LAMENT）、フローレンスは彼への愛情がますます強まっていることを実感する（♪HEAVEN HELP MY HEART）。二人が英国へ旅立とうすると記者たちに囲まれ（♪ANATOLY AND THE PRESS）、「ロシアを捨てるのか？」と問い詰められたアナトリーは、「捨てることなどできるはずがない」と、祖国への思いを語る（♪ANTHEM）。
ACT 2
1年後、再びチェスの世界選手権がタイのバンコクで開催される（♪GOLDEN BANGKOK）。フレディはテレビ業界に移り、プレゼンターとしてこの地を訪れていた（♪ONE NIGHT IN BANGKOK）。その様子をテレビで見ていたアナトリーとフローレンスは、フレディがなぜまた二人の前に現れたのか、そしてスヴェトラーナもやってくるのではないかと議論する（♪ONE MORE OPPONENT）。しかし、あらゆる壁が立ちはだかっていても、今度こそ二人で幸せになれるはずとお互いに確かめ合う（♪YOU AND I）。だがその会話は全て盗聴されていて、この後の試合展開に利用されようとしていた・・・。
モロコフとソ連の代表団が集まり、盗聴したアナトリーとフローレンスの会話を聞いている。そんな中、チェス・チャンピオンの座に挑むヴィーガンドは、一人で黙々とチェス盤と睨めっこしている。マシンのように正確で集中力の高いヴィーガンドをモロコフ一行は褒めたたえ、フローレンスと共に亡命したアナトリーを「裏切り者」と罵る（♪THE SOVIET MACHINE）。
アナトリーがテレビ番組のインタビューを受けにいくと、なんとそこに待っていたのはフレディ。数々の鋭い質問を投げかけ、仕舞いには生放送中に突然スヴェトラーナを呼び込む（♪THE INTERVIEW）。アナトリーはこの状況に耐え切れず、逃げ出してしまう。初めて顔を合わせたフローレンスとスヴェトラーナは、戸惑いながらも、自分ではなくお互いの方がアナトリーに相応しいと実感する（♪I KNOW HIM SO WELL）。
アナトリーとヴィーガンドの試合を目前に控え、様々な取引が行われようとしていた（♪THE DEAL）。スヴェトラーナをバンコクへ呼んだのは、実はモロコフだったのだ。アナトリーを負けさせれば好きな生活をさせてあげられると、モロコフはスヴェトラーナに釘を刺す。一方でフレディは、フローレンスの父が生きていることを彼女に告げ、アナトリーにも、フローレンスのために負けてくれと頼みこむ。アナトリーが負ければフローレンスの父が解放されると、モロコフが約束しているという。それぞれの思惑が交錯する中、運命の試合が始まる。
アナトリーは苦悩する。試合を支配しようとするモロコフやフレディの視線を感じながら、頭の中でスヴェトラーナとフローレンスから責められながら、試合は進んでいく。しかしその全てに打ち勝ち、自らの成功と自らの自由のために、アナトリーは正々堂々とチェックメイトを決める（♪ENDGAME）。
空港。自由な選択をするために試合に勝ったと主張するアナトリーに対し、彼の選ぶ道は家族のもとへ帰る以外にないと言うフローレンス。（♪RUSSIAN & FLORENCE AT THE AIRPORT）。深く愛し合いながらも、別れを告げる二人（♪YOU AND I REPRISE）。引き裂かれる思いで、アナトリーは妻と子供たちのもとへと帰っていく。
冷戦という苦しい時代に、駒として利用され振り回された人々。「人の作った国など引き裂いてしまえばいい。私の祖国はここにある、私の心の中に」とアービターが締めくくる（♪ANTHEM REPRISE）。
