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愛加あゆ
京都ツアーレポート
ミュージカル『星影の人』
-沖田総司・まぼろしの青春-
沖田総司役・岡宮来夢、土方歳三役・岐洲匠、
桂小五郎役・笹森裕貴
新選組ゆかりの地・京都ツアーレポート
今年11月~12月にかけて東京・東京国際フォーラム ホールC、大阪・SkyシアターMBS、長野・長野市芸術館 メインホール、静岡・富士市文化会館ロゼシアター 大ホール、愛知・御園座にて上演するミュージカル『星影の人』-沖田総司・まぼろしの青春-。
開幕に先駆け、8月10日(月)に岡宮来夢(沖田総司役)、岐洲匠(土方歳三役)、笹森裕貴(桂小五郎役)の3名が京都・新選組ゆかりの地でもある八木邸・壬生寺・旧前川邸・桂小五郎像・池田屋跡を巡り、新選組の歴史を学びました。
八木邸

⼋⽊邸は、新選組が最初に屯所(活動拠点)として使⽤した屋敷。
1863年、浪⼠組から分かれた隊⼠たちがここを拠点とし、新選組が誕⽣しました。
同年には初代局⻑・芹沢鴨が隊⼠によって暗殺される事件が起こり、その際についた⼑傷が現在も残されています。新選組の始まりと転機を象徴する場所でもあります。
壬生寺

壬生寺は991年に創建された古刹で、新選組の隊⼠たちが武芸の稽古や訓練を⾏ったゆかりの寺。境内には近藤勇や⼟⽅歳三をはじめとする隊⼠を慰霊する「壬⽣塚」があり、新選組ゆかりの史跡として知られています。また、国の重要無形⺠俗⽂化財に指定されている「壬⽣狂⾔」でも有名で、京都の歴史と⽂化を今に伝える寺院でもあります。
旧前川邸

旧前川邸は、八木邸とともに新選組の屯所として利用された商家です。
池田屋事件のきっかけとなった尊王攘夷派の志士・古⾼俊太郎が取り調べを受けた場所として知られています。
また、総⻑・⼭南敬助が脱⾛後に切腹した場所と伝えられるなど、新選組の重要な出来事の舞台でもあり、現在も建物の⼀部が残り、幕末の雰囲気を感じることができます。
桂小五郎像

桂小五郎(のちの木戸孝允)は長州藩士で、幕末の倒幕運動を主導した人物。
池田屋事件では新選組の襲撃から難を逃れたことで知られている。
維新後は「五箇条の御誓文」の起草・修正に関わり、版籍奉還や廃藩置県など近代国家建設に尽力。西郷隆盛・大久保利通と並ぶ「維新三傑」の一人として歴史に名を残しました。
ホテルオークラ京都西側、河原町通沿いには、その功績をたたえる桂小五郎の像が建てられています。
池田屋跡

最後に訪れたのは池田屋跡。
1864年、新選組が尊王攘夷派の志士たちを急襲した「池田屋事件」の現場。
この事件によって新選組の名声は全国に広まり、幕府からの信頼を確かなものとしました。池田屋跡がある三条河原町周辺は、幕末には京都有数の繁華街で、旅館や商家が立ち並び、多くの人や情報が集まる場所でした。そのため、尊王攘夷派の志士たちも会合の場として利用していました。
今回、新選組ゆかりの地である壬生寺・八木邸・旧前川邸・桂小五郎像・池田屋跡の5か所を巡り、各所で専門の方から新選組の歴史や、当時の出来事について詳しくお話を伺いました。新選組隊士たちが実際に過ごしていた場所を訪れ、芹沢鴨の暗殺現場に残る刀傷や、当時から伝わる貴重な品々など、歴史の一端を感じられるものも実際に見学しました。
300~400年前の槍や弓など、長い年月を経て今も残されている品々を目の前にし、3名とも驚きと感動を感じていました。
実際にゆかりの地を訪れ、新選組の歴史を肌で感じたことは、それぞれが役作りを深めていく上で、かけがえのない時間となりました。
幕末という激動の時代を生きた人々に思いを馳せ、実際にその場所に立ったからこそ得られた感覚や気づきは、これからの稽古にもきっと生かされていくことでしょう。
幕末の志士を演じる3名にとって、多くの学びを得た今回の旅。その経験が、それぞれの役にどのように息づいていくのか、ぜひ本編にもご注目ください!
<囲み取材>
壬生寺ではメディアの皆様に集まっていただき、囲み取材会を実施いたしました。

岡宮来夢・沖田総司役

今回、50年前から宝塚歌劇で大事にされてきた作品に参加させていただけるということで、本当に嬉しく思います。沖田総司と言えば天才剣士なので、演じるならば、殺陣もしっかりできるようになりたいと思っています。先日脚本第1稿を読んだのですが、沖田総司がみんなに愛されていたというところがすごく描かれていたので、持ち前の愛嬌を生かして頑張っていきたいです。宝塚公演は映像で拝見して、本当に美しくて、気品が高く、「自分はこれをどうやって出せばいいの?」と思いました。ただ、自分としては新選組をいつか演じてみたいと思っていたので、ぜひやらせてくださいと言いましたが、かなりハードルは高いなとすごく感じました。カンパニーみんなで素晴らしい作品を作れたらなと思います。
岐洲匠・土方歳三役

土方歳三については、よく言われている「鬼の副長」だったり冷酷だったりというイメージもありますが、そんなに強いイメージは持たず、まずは自分の体で表現してみて、間違ってもいいので新しい何かを掴みたいなと思っています。まだ稽古も始まっていないので分からないこともありますが、ワクワクする部分を大切にして、直感に従って作っていきたいと思っています。自分の体を使って表現するからこそ、いまから本番までずっと油断せずに向き合い、土方歳三という人物を表現できるようになっていきたいと思います。
笹森裕貴・桂小五郎役

実在した歴史上の人物を演じることが初めてなので、すごくワクワクしています。桂小五郎は、生き延びた側の人間であるということが僕の中で大きくて、沖田総司とは、もしかしたら対比となるような、鏡になるような存在だったんじゃないかなと想像しながら考えています。今回実際にゆかりの地を訪れて、子どもの頃とは違い、今こうして自分が役者になって、その関連する役を演じる立場で訪れると、こんな気持ちになるんだなと、すごくぐっとくるものがありました。私自身も新しい挑戦ができそうなので頑張りたいと思います。
ミュージカル『星影の人-沖田総司・まぼろしの青春-』はチケット発売中。
各公演地の対象回ではアフタートークショーなどを開催。
撮影・ハヤシマコ

