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『DANCIN’CRAZY 2』プレス発表会リポート

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左から 星奈優里、朝海ひかる、湖月わたる、風花舞

12/23(金・祝)、『DANCIN’ CRAZY 2』のプレス発表会が東京・丸の内で行われました!

この日、会場となった丸ビル1階の吹き抜けエリア・マルキューブに颯爽と登場したのは、湖月わたるさん、朝海ひかるさん、風花舞さん、星奈優里さんの4名。2007年『DANCIN’ CRAZY』初演のフィナーレを彷彿とさせる黒燕尾服に身を包んだ彼女たちが、2階から続く長いエスカレーターで一人ずつ会場に降り立つ姿は、なんともステキでした。4人が特設ステージに上がったところで、三木章雄さん(Act.1監修/Act.2構成・演出)と、吉川徹さん(Act.1構成・演出)も登壇し、6人から熱いメッセージが届けられました。



『DANCIN’ CRAZY 2』は、ありえないほど贅沢な2部構成。
Act.1は、ブロードウェイの鬼才ボブ・フォッシーが生んだ、あの傑作ミュージカルのハイライトを美味しいとこ取りで、それも史上初となる〈女性キャストのみ〉で魅せる『CHICAGO』ミュージカル・セレクションズ(約40分)。
Act.2は、ダンス満載、名曲満載、見どころ満載の『All New DANCIN’ CRAZY!』(約80分)。

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左から 吉川徹、星奈優里、朝海ひかる、湖月わたる、風花舞、三木章雄

Act.1では、スターダムを求めて火花を散らすヴェルマ役とロキシー役に、湖月さんと朝海さん、男性弁護士であるビリー役を姿月あさとさんの配役で、〈オール・ザット・ジャズ〉〈セル・ブロック・タンゴ〉〈ラズル・ダズル〉を含む計6曲を演奏予定。現在ブロードウェイでロングラン中の『CHICAGO』と同様の芸術性を目指し、近くNYから振付スタッフが来日しますが、公演開始3カ月前の今、すでにレッスンが始まりつつあるそうです。

Act.2には、本公演実現の出発点となったファンからのアンケート結果に応えるかたちで、宝塚在団時に湖月さん&朝海さんが共演した『月夜歌聲』のテーマソングが復活! 設定は新たにアレンジされますが、月光の下でのファンタジックなシーンになるそう。また、前回公演でカンパニーをリードした大浦みずきさんへのオマージュとして、名曲〈心の翼〉を、姿月さんのボーカル&キャスト全員でのダンスで披露するシーンも描かれるとのこと。

三木さんと吉川さんが「歌・踊り・芝居に加えて美しさと、まさに4拍子そろった女性たち」と賞した4人と、姿月さんほかカンパニー全員が更なる輝きを求めて挑む『DANCIN’ CRAZY 2』。ダンスの真髄を堪能できる、最高のステージとなる予感大です!

■三木章雄(Act.1監修/Act.2構成・演出)コメント

ロマンティックな歌を聞かせるシーンもありますが、基本的には今日ここにいる4人を中心に、汗びっしょりになって狂ったように踊ってもらうショーです。前回公演で大浦みずきさんと一緒に稽古と舞台を務めたことは、かけがえのない想い出。大浦さんの代表曲〈心の翼〉を心を込めて踊りますので、お客様にもその想いを感じていただければと思います。

■吉川徹(Act.1構成・演出)コメント

『CHICAGO』の人気の理由は、女性が強くカッコイイ作品だからだと思います。ですので、Act.1では究極の“肉食系女子ダンス”をご覧いただけるのではないかと(笑)。この作品を女性だけで演じるのは世界初の試み。「日本の、宝塚卒業生だからこそ、ここまでできるんだ!」という、熱い舞台を創れることを楽しみにしています。

■湖月わたる コメント

『DANCIN' CRAZY』は、再びチャンスがあればぜひ出演したいと思っていた作品なので、願いが叶いました。Act.1では吉川さんのおっしゃるように、“肉食系女子のダンス”を精一杯踊りたいです。Act.2では現役時代にゴールデン・コンビと言われた朝海さんとともに、“クレイジー”というタイトルどおり、踊り狂いたいと思います。

■朝海ひかる コメント

『DANCIN' CRAZY』は宝塚卒業生にとって心のふるさとのような作品ですし、これからもそうなっていくだろうという、想いの込もった作品です。Act.1では、ボブ・フォッシーの真髄を1から学ぶ機会をいただけることが本当に楽しみです。Act.2では宝塚ならではの雰囲気を保ちつつ、新たな扉を開けるショーにできればと思います。

■風花 舞 コメント

今日の衣裳は前回公演で着た黒燕尾で、身が引き締まる想いです。Act.1では、NYから来るフォッシー・スタイルの正しい継承者ともいうべき方々に教えていただける有り難さを感じています。さまざまなスタイルのダンスを踊るAct.2でも、全場面でいかに違うイメージをお見せできるかを目標に、倒れるまで頑張りたいと思います。

■星奈優里 コメント

役者やダンサーにとって、体力と、年齢とともに蓄積される精神力が合致する時に出逢える役や作品は神様からのプレゼントだと、最近実感しています。先日、Act.1の稽古中に少人数で鏡の前で踊った時、まだまだ未完成にも関わらず、鳥肌が立つ経験をしました。この想いをお客様にも共有していただけるよう、頑張りたいと思います。


取材・文 / 武次光世

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