アフタートークの模様をお届け!【4月16日ソワレ公演/大山真志+金 すんら+友石竜也+青山航士】
更新日:2016/4/21
RED終演後に柳内佑介さんの司会でスタートしたアフタートークイベント。シングルキャストとしてGREENとRED両チームに出演している4名が、ダンスのことや気になるシーンなどを語り、大いに盛り上がりました。
司会(柳内):
1928年ベルリン、歌もダンスもクラシカルな雰囲気の舞台ですが、時代感を出すために意識していることはありますか?また、トムからの演出で印象に残っていることはありますか?
私は、大山さんがチャールストンを踊っている姿が印象的です。
大山:
楽しく踊っています。振付家リーさんは、体が本当に大きいのですが、誰よりも動いて、踊っていました。そして、今回、青山さんがダンスキャプテンなんです。
金:
この音楽が耳について離れなくなっています。名曲ぞろいですね。
音楽監督のマイケルはフルボイス、歌詞を歯切れよく切るという指示が多かったです。何と言っても28歳です。
リーさんは元ダンサーで、キャッツに出てたりされるので、役者の気持ちをよく分かっておられました。歌もすごく上手でした。
友石:
リーさんは筋トレをしていましたね。このイス(舞台小道具)で筋トレをしていましたよ。瞬発力の必要な振付が多かったです。
マイケルさんの指導は丁寧でした。チャールストンを踊れなかったのが残念です。
司会:
ダンスキャプテンどうでしたか?
青山:
リーさんはとにかく厳しく、ストイックな方でした。彼独特の動き(振付)があり、曲線よりも直線的な振付が印象的でした。例えばこんな感じ(青山さんが少し踊ってみせる)
友石:
じゃあ折角ですから、お客様も青山さんの指導で一緒に踊りますか?(一同爆笑)
青山:
とにかくリーさんはエネルギッシュでシャープ。1度、10回くらい繰り返しチャールストンのシーンの練習した日がありました。その日は、本当にキャスト全員具合が悪くなるくらいしんどかったです。
友石:
いやぁ、本当にこのシーン踊りたかったなぁ。
大山:
友石さん出てるじゃないですか!!!
司会:
皆さん、出ていないシーンも後ろで見ておられると思いますが、どこが一番気になるシーンですか?
大山:
男爵とグルシンスカヤのシーンです。
毎回、空気感が違っていて、それを楽しんでいます。お客様ももちろんそうですよね。
金:
『Bonjour Amour』が好きですね。袖でミュージシャンの皆さんと一緒に楽しく歌っています。
ミュージシャンも縁の下の力持ち。作品を一緒に盛り上げてくれています。
友石:
僕はローナのソロです。そういや無かった(笑)
全部好きですが、シングルキャストがREDとGREENで違うことをやっているのをみるのが好きです。
青山:
ぼくはオープニングです。演出、音楽、ステージング全てが好きです。
すごく壮大なオープニングです。トムの演出ですが、皆さん気づかれたでしょうか? オープニングのラストで、キャストがぐるぐる回ります。そして途中で逆回転にまわるのですが、これはロシアンルーレットをトムがイメージしています。回転ドアから出てきた湖月さん演じるDeath(死のダンサー)が獲物を探しているイメージです。そしてオープニングのラストに舞台センターで止まるのが男爵、つまりDeathの獲物に決定したというほのめかしの演出がとても面白いのです。
司会:
どのシーンもおもしろいのですが、ここを見てほしいというところありますか?
大山:
最初からクライマックスなので、誰かキャスト一人決めて見ていると面白いと思います。ホテルスタッフも色んな動きを端々でしているのでそれを見て頂けると面白いです。
ちなみにGREENを見た方はおられますか?(結構沢山のお客様が手を挙げる。)全くラストが違うので、そこへ向けての役者の気持ちが全く違うんですよね。
金:
全部です。REDとGREEN全く違うので面白いですよ、24日で東京公演は終わりますので、どうぞお見逃し無く。
友石:
チャールストンのダンスですね(踊って無いでしょと一同から突っ込み)
青山:
ボレロです。GREENとREDで湖月さんと男爵の表現が全く違います。僕もそのような役をやりたいと思わされます。
司会:
最後に一言お願いします。
青山:
グリーンとレッド両方を見て一つの作品です。GREENのエンディングはREDエンディングの後のグランドホテル、ベルリンが描かれていて印象的です。
友石:
東京公演は24日までです。もしかすると、どこかの回で自分がチャールストンを踊っているかもしれません。
青山:
(即)ありがとうございました!(一同爆笑)
金:
装置や衣裳全てが1928年のヨーローパという贅沢な舞台。
『時間がない!』どうぞお見逃しなく。
大山:
主軸にする主人公を誰にするかお客様で決めてご覧になられると、また違った発見があるかと思います。
司会:
2つで1つの作品なのでどうぞ両方ご観劇下さい。
4月20日は両チームともに歌唱披露付のスペシャルカーテンコールがありますので、どうぞご期待下さい。
アフタートークレポート