心を持たない男が恋したのは、体が消える病の女だった。
『消えちゃう病とタイムバンカー』という異質なタイトルのこの作品は、悪徳企業「時間銀行」に勤め、人の時間を搾取することを生業とする世界一冷酷な男・灰原と、悲しい気持ちになると体の一部が消えてしまう新種の病気「消えちゃう病」を患う世界一感情が激しい女・Мとの摩訶不思議な恋の物語。過去に類を見ない世界観、想定外の感動が待ち受ける長久ワールドに、どっぷりハマること間違いなし!
『消えちゃう病とタイムバンカー』という異質なタイトルのこの作品は、悪徳企業「時間銀行」に勤め、人の時間を搾取することを生業とする世界一冷酷な男・灰原と、悲しい気持ちになると体の一部が消えてしまう新種の病気「消えちゃう病」を患う世界一感情が激しい女・Мとの摩訶不思議な恋の物語。過去に類を見ない世界観、想定外の感動が待ち受ける長久ワールドに、どっぷりハマること間違いなし!
世界を驚かせた映画監督、長久允によるまったく新しい世界観の“生舞台”。
自由自在な視点の舞台配信は、いわば“生の映画”!ネオジャパニーズ・エンタテインメント誕生!
梅田芸術劇場が英国・オフウエストエンドのチャリングクロス劇場と共同で演劇作品を発表する日英共同プロジェクト第二弾に、ミュージカル『消えちゃう病とタイムバンカー』(英題:The Vanishing Girl & The Time Banker)が決定致しました。
梅田芸術劇場×チャリングクロス劇場 共同プロデュース第二弾となる今回は、ここ日本から発信のオリジナル作品が決定!手がけるのは、短編映画『そうして私たちはプールに金魚を、』で、サンダンス映画祭・日本人初のグランプリを受賞した長久允。映像ディレクター、映画監督と多彩な才能を発揮し、2020年9月に日生劇場で上演した舞台『MISHIMA2020』/『(死なない)憂国』で初の舞台演出を手掛けるなど、斬新かつ緻密な今までにない演出スタイルでセンセーショナルな演出家デビューを果たした今最も注目を集める逸材です。
本公演は、当初よりチャリングクロス劇場との共同企画として立ち上げておりますが、現在も続くコロナ禍の中、第一弾に倣った日英双方での上演は見通しが立たない状況です。まずは、日本のみでの上演を決定致しました。
新しい観劇体験で、挑み続ける2021年の演劇に活路をひらく!
そして、“生”舞台に加えて、自由自在なカメラワークによる、まるで映画のような舞台映像配信、いわば“生”映画という新しい映像体験をお届けいたします。世界中の映画祭において、誰にも似ていないという意味が込められた“ネオジャパニーズ”と称され、常に新感覚を創出してきた長久允だからこそ叶う、まったく新しくて自由な演劇のスタイルにどうぞご期待下さい。抽選結果発表:2021/2/10(水)
抽選結果発表:2021/2/10(水)
※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
スタッフ | 作・演出 長久 允 音楽 愛 印(山田勝也 小嶋翔太) 振付 辻󠄀本 知彦 美術 山本 貴愛 照明 佐藤 啓 音響 原田 耕児 衣裳 山縣 良和(writtenafterwards) ヘアメイク 光野ひとみ 映像 鈴木 康生 歌唱指導 高原 紳輔 振付助手 児玉 彩愛 演出助手 𠮷中 詩織 舞台監督 藤崎 遊 |
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出演 | 坂東巳之助 シム・ウンギョン 三浦涼介 アオイヤマダ 黒田大輔 今井隆文 澤部 渡(スカート) 尾引浩志 高村 月 天野はな 下司尚実 シマダボーイ 中島羽咲 大河原爽介 河内奏人(Wキャスト) 諭吉佳作/men 古舘寛治 神野三鈴 |
東京公演共催 | 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場 |
企画・制作・主催 | 梅田芸術劇場 |
【コメント】
【プロフィール】
長久允(ナガヒサマコト)
1984年生まれ。2017年より映画監督として活動。
『そうして私たちはプールに金魚を、』はサンダンス映画祭で日本人初のグランプリを受賞。長編映画『WE ARE LITTLE ZOMBIES』は2019年ベルリン国際映画祭正式招待。世界各地で公開されている。2020年9月には『MISHIMA2020』にて初の演劇作品『(死なない)憂国』を発表。
世界一冷酷な男・灰原ルイ役には若手歌舞伎俳優として、古典新作と数々の歌舞伎作品に出演しながら、映画やナレーターとして活躍する実力と個性を兼ね備える坂東巳之助が、そして世界一感情が激しい女・М役には韓国と日本で数々の映像作品に出演し、第43回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞したシム・ウンギョンが決定。日本の伝統文化を根底に持つ俳優と、海外でも確固たる実績を持つ女優との競演は、これまでに見たことのない新しいコラボレーションを生み出すことでしょう。
【コメント】
コロナ禍において私の本業である歌舞伎への出演機会が減る事は仕方のない事であると、そう考えていました。そして今なおその考え自体は変わりませんが、ただ機会を待っているだけでは私の中の役者としての部分が死んでいってしまうと思い、このチャレンジに挑む決意を致しました。
神か仏かプロデューサーさんか、誰からの贈り物なのかはわかりませんが(笑)、旧知の友人とすらなかなか会う事の叶わない状況にあって、新たな出会いの場を与えて頂けた幸せを感じています。
何がどうなって何が起きるのか、私自身全く予想がついていません。
皆様に対して、というのはもとより、私自身にもこの言葉を送りたいと思います。
「どうぞお楽しみに」。
【コメント】
夢のようなファンタジーの世界に参加できることになりまして本当に光栄に思います。
長久監督はじめ共演者の皆様とご一緒する毎日を、日々感謝の気持ちでお待ちしています。
私の演じるMというキャラクターは今まで演じたことのない色の持ち主で、愛の形について語ります。
生きる喜びと虚しさが凝縮されているこの舞台で、Mと観客の皆様で愛の本当の意味を見つけていきたいです。
よろしくお願いいたします。
※古舘寛治さんの「舘」の字は、正しくは、外字の「舘(舎官)」です。